瓦礫が散乱する部屋。瓦礫に埋もれ、微動だにしない人々。時間が巻き戻るように、肉体を取り戻す。
命を小石のように扱う人々。奪い合い。諦め。繰り返す歴史。時間を行き来して物語は進行する。
そして、私は私の体を弔う儀式を行う。
1991年より和栗由紀夫に師事。「和栗由紀夫+好善社」で主な作品に出演し、土方巽の舞踏メソッドを学ぶ。1999年に独立、2000年、女性3人の舞踏ユニット「東雲舞踏」立ち上げる。2007年より単独で「東雲舞踏」を引継ぎ、形をかえながら活動を継続している。
時代と共に進化する前衛舞踏表現を模索した作品を定期的に発表しているほか、海外の舞踊団とのコラボレーション作品を制作し、振付を行っている。また、舞踏フェスティバルの開催や、アジアに於ける舞踏の普及活動“Asia Butoh Tree Project”を行うなど、舞踏の活性化にも尽力している。