2020年のコロナ第一波の時期に書きはじめ発表した作品。
日々更新される新型コロナウイルスの感染者数・死亡者数を聞き、見るなかで、数でまとめられる一人ひとりに名前が、顔が、声が、人生があること、確かに「1」として存在していることを表現しようと創作された。
〈あらすじ〉
とある一室。一人の女性が暇を持て余している。 リハビリだと言いながら酒を飲む、喋る。 今まで出会った人たちのこと、だらしのない生活、忘れられない思い出、消えることのない罪悪感。 「私は、ここに、いる。生きてる。」 赤裸々な記憶の断片から浮かび上がる、生き辛さや居場所の無さ。孤独と小さな希望。
"創作ユニット。2020年立ち上げ。
俳優、華道家、本の編集者などさまざまなジャンルのメンバーで運営しそのときどきで作・演出家もかわる。
あやふやなものをあやふやなまま、いなくなったものをいないままに、切り取られた輪郭の再構築を試みている。"