それは、忘れていたのだ。
きれいに。
ほんと、きれいに。
箱入り娘というか
温室育ちというか
そんな感じで育てたもんだから
全く外へ出ようとしない。
だからどうか外の景色を見せてやってください。
そう頼まれて
僕が会ったその子は
僕の口元にとびきり顔を近づけて
おねがいをしてきた。
もう、…いいから。
そんなの、いいから。
旅しようよ。
そう、この星が朽ちるくらい
長い永い時間をかけて。
茨城発。全国行き。
イチニノは、茨城から全国へ飛び出して、
濃密な舞台空間を創るチームです。
徹底して「ひとの心の機微、ひとのいる空間、ひとの熱い呼吸」を描きます。
「1、2の」までは準備するので、「3!」はみなさんご一緒に。
遠いか近いかわからないくらい未来の話。他人の病を「引き受ける」こと、他人に病を「引き渡す」ことが認められるようになった世界。いずれ潰える人の命より、もっともっととおい未来を、楽しみにする人の物語。
全く仕事にやる気のない3人が突如参加することになった「第1回全日本もう帰りたい選手権」。ただ「帰りたい」だけだった3人は、壮大な陰謀に飲み込まれてゆく。そう、それはこの国を変えるほどの…
ひとの恋愛に手を突っ込んでみたら、宇宙だった。・ 飲み屋の片隅で語られるような、「自分だけの特別な記憶」は、他人が聞けば「ああ、ただのつまんない恋バナじゃん」とサラッと流される。そんな程度の話かもしれない。・つながりたくてもつながらない。ふみはずしたくてもふみはずさない。そんな、閉じた男と、埋もれた女の、途方もない距離感の物語。
