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舞台は20世紀初頭ロシアの貧民街にある木賃宿。そこに巣くう泥棒、アル中の役者、巡礼者、男爵、靴屋、帽子屋、浮浪者の群れ。一つの殺人が浮き彫りにしていく裏切り、苦悩。そして人々のしたたかな姿。今日も酒をあおり、歌でやり過ごす一日が暮れていく。
子供たちと戦場で商売するたくましい肝っ玉おっ母は、ついに戦争の本質がわからずに子供たちを失う大きな代償を支払う。20世紀最大の劇作家ブレヒトが世界の母親に訴える傑作。1966年上演の絶賛にこたえ、より素晴らしい舞台をお贈りいたします。
英国の振付師アントン・ドーリンに「こういうものは観たことがない」「この踊りのためにバッハは作曲したのではないか」といわしめた。それが石井みどりのブランデンブルグ・コンチェルトである。石井みどりのこだわりであるリズムの取り方、「溜め」(リズムの裏をとること)から動くこと、「盗み音」があること、「動中の静であること」、これは日本の伝統的な音のとりかたでもある。本作はこれらを象徴する石井みどり作品の代表
明治ニ十六年に、九世市川團十郎により初演された歌舞伎舞踊。大奥のお鏡曳きの余興に、小姓弥生が手獅子を持って踊るうち、獅子の精が乗移り、獅子の狂いになるさまを描きます。前半では、石橋の物語を中心に、川崎音頭、飛騨踊、二枚扇の踊りを経て、手に持った獅子頭に引かれての花道の引っ込みなど、後半では胡蝶の精をあしらって長い毛を振る豪快な「狂い」「髪洗い」などが見どころとなっています。
創作上方浄るり「隠れ笠鬼女面影」作詞:山崎有一郎 作曲:中島勝祐 三味線弾き語り:中島勝祐 三味線:塚原勝利 笛:中川善雄 蔭囃子:藤舎呂雪社中 文楽人形:桐竹勘十郎、吉田勘弥、吉田簑紫郎「城山狸」作詞:久保田敏子 作曲:中島勝祐 三味線弾き語り:中島勝祐 三味線:塚原勝利 笛:藤舎推峰 蔭囃子:藤舎呂雪社中 立方:吉村古ゆう「天の網島」作詞:近松門左衛門 作曲:中島勝祐 三味線弾き語り:中島勝祐
創作上方浄るり「百歳の恋」作詞:山崎有一郎 作曲:中島勝祐 三味線弾き語り:中島勝祐 三味線:塚原勝利 箏:小池延枝 笛:寶山左衛門 鳴物:藤舎呂浩 立方:吉村雄輝夫
折口信夫の「死者の書」を2017年に邦楽作品化し、2023年に松本幸四郎と尾上紫によって舞踊が付けられ「今藤政太郎作品演奏会」にて上演した。「した した」と始まる折口の「死者の書」のことばの音楽性を実際の音楽に結実させ、更に国立小劇場の劇場機構を十二分に使い、音楽作品でありながら舞踊作品また劇場上演作品として三位一体を実現した。今藤政太郎と織田紘二による解説付き。