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都会から遠く離れた山里にある、名もない湯治宿にやって来た人形師の親子。父親の方は身の丈が三尺ほどしかない小人症の老人で、息子は表情がなく仮面のような顔をしている。ふたりは上演依頼の手紙を貰ってこの宿に来たが、地元の湯治客に訊いても、ここは無人宿で、そんな手紙を出す者などいないと言う。依頼主不明のまま、帰る手段がなくなり、仕方なく一泊することに。風変りな親子と湯治客らの奇妙な一夜がゆっくりと過ぎてゆ
輝かしい命を持った13歳が自らの手でその命を絶った。誰もがその事件の当事者である。空を飛ぶ翼を、銃弾で撃ち抜かれ、二度と飛べなくなったノガモとは、夢見る力を、現実という銃弾で粉々にされしまった人間のことである。それでも彼らは生き続ける。人間を見に来て欲しい。人間ほど面白いものはないのだから。
第 68 回選考から選考委員の顔触れが新しくなるのに際し、日本の現代演劇をみる指針のひとつとして岸田賞のパースペクティヴを提示する。受賞作品のふりかえりや、岸田賞をはじめて知った際のエピソード、選考に向ける思いなど、選考委員らにとっての「はじめての岸田賞」が語られる。岸田賞を新たに「はじめて」ゆくにあたり、岸田賞を「はじめて」とらえたときの言葉を、岸田賞を「はじめて」知る人に!撮影・監督は和田信太