表示件数
音楽形式(=フーガ)と精神病理の言葉への着目を特徴とする、太田省吾による〈フーガ〉シリーズの第1作。登場人物は「女1」「女2」「男1」「男2」「人の列」など18人。二人の女性(女1、女2)が、精神科の閉鎖病棟らしき場からの「退院」を翌日に控え、ちぐはぐな会話を続けている。そこにさまざまな情景が去来し、自己と他者との関係性の機微、また自己と自己自身との疎隔の意識が浮かびあがる。
Dance Dance Dance @ YOKOHAMA 2021の「エリア50代」で初演された、笠井叡振付・平山素子のソロダンス『J.S.バッハ作曲“フーガの技法”1.2.6.9番によるダンス』が、スケールアップして再誕!クラシック、jazz、ポップス…と様々なフィールドで活動を展開する、片山柊(愛知公演)、佐藤浩一(横浜公演)という2人の若手ピアニストを迎え、ダンスと音楽で『フーガの技法』とい
音楽形式(=フーガ)と精神病理の言葉への着目を特徴とする、太田省吾による〈フーガ〉シリーズの第2作(後に『プラスチック・ローズ』と改題)。舞台は精神病院の病棟であり、棚状の寝台が設えられている。登場人物は17人(男1~7、女1~10)。靴泥棒について話し合う二人の女(女1、女2)、生活の一々を執拗に記録しようとする男(男1)など、さまざまな人物の対話がなだらかに変奏し、間人格的な齟齬が立ち現われる