演劇
アーカイブのみ

裸足のフーガ

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裸足のフーガ

音楽形式(=フーガ)と精神病理の言葉への着目を特徴とする、太田省吾による〈フーガ〉シリーズの第1作。登場人物は「女1」「女2」「男1」「男2」「人の列」など18人。二人の女性(女1、女2)が、精神科の閉鎖病棟らしき場からの「退院」を翌日に控え、ちぐはぐな会話を続けている。そこにさまざまな情景が去来し、自己と他者との関係性の機微、また自己と自己自身との疎隔の意識が浮かびあがる。

視聴方法

早稲田大学演劇博物館
無償

演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。

デジタルアーカイブデータ

利用方法/利用条件について
映像管理者
劇団転形劇場
収録日
1980/10/19(Sun)
権利処理状況
アーカイブのみ

作品情報

上演情報
1980/10/21(Tue)~1980/11/9(Sun)転形劇場工房(東京都)
出演者・
スタッフ
女1
佐藤 和代(劇団転形劇場)
女2
鈴木 理江子(劇団転形劇場)
男1
品川 徹(劇団転形劇場)
男2
瀬川 哲也(劇団転形劇場)
男3
大杉 漣(劇団転形劇場)
女3
小針 和美(劇団転形劇場)
女4
森屋 由紀(劇団転形劇場)
少年-老人1
笹島 博文(劇団転形劇場)
少年-老人2
辻上 彰二(劇団転形劇場)
少女-老婆1
福地 恵子(劇団転形劇場)
少女-老婆2
石山 順子(劇団転形劇場)
人の列
井上 弘久(劇団転形劇場)
人の列
小野 孝夫(劇団転形劇場)
人の列
青山 守男(劇団転形劇場)
人の列
夏目 聖(劇団転形劇場)
人の列
大谷 洋子(劇団転形劇場)
人の列
田中 宏昌(劇団転形劇場)
人の列
楠 智絵(劇団転形劇場)
作・演出
太田 省吾(劇団転形劇場)
照明
辻本 晴彦
音響
桑田 孝慈(劇団転形劇場)
制作
高野 達也(劇団転形劇場)
その他
公演初日の2日前の通し稽古を収録。

上演団体情報

1968年、演出家・程島武夫を中心に設立。1970年より演出家・劇作家の太田省吾が主宰者となる。1970年、転形劇場工房を設置(東京都港区赤坂)。1985年、劇団の拠点を東京都練馬区に移し、稽古場と小劇場を兼ねた転形劇場T2スタジオを開設。代表作品『小町風伝』(作・演出:太田省吾/1977年初演)、『水の駅』(構成・演出:太田省吾/1981年初演)は、国内外で数多くの上演を重ね、大きな反響をもってむかえられた。1985年、紀伊國屋演劇賞団体賞を受賞。1988年、解散。劇団の20年にわたる公演の記録と劇評などは、弓立社+転形劇場編『水の希望 ドキュメント転形劇場』(弓立社、1989年)にまとめられている。

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