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近松門左衛門の『曾根崎心中』と四世鶴屋南北の『東海道四谷怪談』を、「生活は汚れである」という世界観のもとにドッキングした作品。心中に失敗した男女の愛が落ち延びて生活するうちに萎びてゆくドラマを、古語による台詞と非日常的・非生活的な身体で描いた。生活に近い言葉や身体ではなく、コンフリクトを抱えた俳優の身体の中に、生活のドラマを追求した。
第1部「富美男とピン子の泣いて笑って霧の雨」では、梅沢富美男が脚本、構成、演出を担当、さらに劇中では2役を演じる。相手役は舞台では初共演となる泉ピン子が務め、豪華かつ魅力的な組み合わせとなっている。第2部「梅沢富美男歌謡オンステージ」では、1982年に48万枚のセールスを記録し、翌年NHK紅白歌合戦に初出場を遂げた代表曲『夢芝居』から新曲まで、バラエティーに富んだラインナップでお届けする。加えて、
人はなぜ体を鍛えるのか。まずは、そのことについて深く考える必要があるだろう。体を鍛えて筋肉量を増やしていくことに、いったい何の意味があるというのだろう? 何が私たちを筋トレへと、駆り立てるのだろう? 踊る毛抜と踊るダンベル。シャル・ウィー・ダンス? 程なくして私たちも踊りだす。ワン・ツー・スリー、リズムに合わせて。歌舞伎十八番のひとつ『毛抜』と、三島由紀夫の肉体論が、今、響きあう!