表示件数
さいたまゴールド・シアター第4回公演
近未来。安楽死法が施行された日本では、老人は延命医療よりも「最適な死」「りっぱな最期」をのぞむように求められていた。エコロジーという名の下に排除され、それぞれの場所で追いつめられていく老人たち――。そんな時、ある老人ホームでかつてのアイドル歌手の死亡が報じられると同時に、その死には不審な点が多いことがわかった。元ファンクラブのメンバーたちは彼女の入所していた老人ホームに乗り込み、謝罪を要求するにと
妻は夫に嫌気がさし、地方都市にある実家に戻って一ヶ月が経つ。離婚しか考えてなかったが、夫が一向に会いにこないことに腹を立てていた。ある日、妻は町で夫の後ろ姿を見かけ、後を追う。そこで再会したのは、荷物も携帯も持たず、自分の住所さえも知らない夫だった。夫は自分の足取りを調べる内に、東京にも自分自身が存在していることを知る。妻の兄は、このドッペルゲンガー事件を調べ始めると、この町には過去に同じような事
劇作家・松井周氏によって高齢者演劇集団さいたまゴールド・シアターに書き下ろされ、2010年に故・蜷川幸雄氏演出により初演されました『聖地』。それから10年以上の時を経て新たな『終点 まさゆめ』が誕生します。今作では、松井氏とともに介護×演劇の第一人者でもある菅原直樹氏が新たに加わりクリエイションを行い、彼らに縁のある岡山・三重・埼玉の3つの劇場にて上演します。