Rimini Protokoll

シュテファン・ケーギ、ヘルガルド・ハウグ、ダニエル・ヴェッツェル の 3 人によるアートプロジェクト・ユニット。2000 年、フランクフルトで結成された。公共空間におけるパフォーマンスやドキュメンタリー演劇の手法を用いた型破りなプロジェクトの数々で世界の注目を集めている。出演者には、プロの俳優ではなく作品テーマに則した特別な経験や知識を持つ一般の人々を起用し、「ある現実をそのまま舞台上にあげる」という手法を用い、高く評価されている。04 年以降はベルリンのヘッベル劇場に拠点を置き、それぞれが個人のプロジェクトを発表する一方で、メンバー 2 人、もしくは 3 人のプロジェクトも多く発表している。日本では、これまでに『ムネモパーク』(東京国際芸術祭 2008)、『カール・マルクス:資本論、第一巻』(フェスティバル/トーキョー09春、ミュールハイム戯曲賞及びオーディエンス賞受賞<06 年、ドイツ>)、『Cargo Tokyo-Yokohama』(フェスティバル/トーキョー09秋)などを上演し、好評を博した。 11 年、第 41 回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際演劇祭にて、銀獅子賞を受賞するなど、受賞歴も多数。

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