演劇
アーカイブのみ

カール・マルクス:資本論、第一巻

カール・マルクス:資本論、第一巻
Photo: 石川純
カール・マルクス:資本論、第一巻
カール・マルクス:資本論、第一巻
カール・マルクス:資本論、第一巻
カール・マルクス:資本論、第一巻
カール・マルクス:資本論、第一巻
カール・マルクス:資本論、第一巻
カール・マルクス:資本論、第一巻
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カール・マルクス:資本論、第一巻
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カール・マルクス:資本論、第一巻
カール・マルクス:資本論、第一巻
演劇
アーカイブのみ

カール・マルクス:資本論、第一巻

  • 上演団体:リミニプロトコル
  • 主催:フェスティバル/トーキョー
  • フェスティバル/トーキョー09春参加作品

研究者、活動家、学生、 旧東ドイツの市民など、国籍も職業もさまざまな人々がその実人生と『資本論』とのかかわりについて語るパフォーマンス。ステージには大きな本棚(そこには大量の「資本論」文庫版が並ぶ)が設置され、出演者はその中に腰掛けたり、時には棚から顔だけ出したりと、常にリラックスしたムードを漂わせている。ギャンブル依存症患者や投資詐欺で訴えられたコンサルタント、政治犯を父に持つマルクス研究者……彼らに共通のイデオロギーはなく、『資本論』との関係の深さも一定ではない。しかし、ざっくばらんな「語り」の集積はそのまま、この書物の普遍性や大きな存在感の証しともなった。「資本論」がなければこの舞台に立つことさえなかった人たちの生の言葉、佇まい。そのリアルに触れながら、私たちは「資本論」とは、また「資本主義」とは何かという抽象的な問いをいつになく身近に感じたのだった。(F/T09:Documentsより転載)

視聴方法

早稲田大学演劇博物館
無償

演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。

デジタルアーカイブデータ

利用方法/利用条件について
映像管理者
特定非営利活動法人アートネットワーク・ジャパン
権利処理状況
アーカイブのみ

作品情報

上演情報
2009/2/26(Thu)~2009/3/1(Sun)にしすがも創造舎(東京都)
出演者・
スタッフ
出演(元大学教授、MEGA編集者)
大谷 禎之介
出演(統計学者、経済家)
トーマス・クチンスキー
出演(コールセンター・エージェント)
クリスティアン・シュブレンベルク
出演(大学院生)
佐々木 隆治
出演(翻訳家・通訳)
フランツィスカ・ツヴェルク
出演(経済コンサルタント、講師、中国・アジア専門)
ヨヘン・ノート
出演(作家・施設コンサルタント)
ウルフ・マイレンダー
出演(歴史家、映画作家)
タリヴァルディス・マルゲーヴィッチ
出演(会社員)
脇水 哲郎
出演(革命家、メディア業界のセールスマン)
サシャ・ワルネッケ
出演(公共電気技師、元ギャンブラー)
ラルフ・ヴァルンホルツ
コンセプト・演出
ヘルガルド・ハウグ(リミニ・プロトコル)
コンセプト・演出
ダニエル・ヴェツェル(リミニ・プロトコル)
リサーチ・演出助手
セバスティアン・ブリュンガー
ドラマトゥルク
イマヌエル・シッパー
ビデオ・アシスタント
ミハエル・コッホ
ビデオ・アシスタント協力
マーティン・ハセンエール
技術監督
寅川 英司
技術監督
鴉屋
照明コーディネート
佐々木 真喜子((株)ファクター)
音響コーディネート
相川 晶(サウンドウィーズ)
技術監督アシスタント
佐藤 恵
美術
大津 英輔
美術
鴉屋
舞台監督
中原 和彦
小道具・演出部
栗山 佳代子
ピンスポット操作
岡本 沙知恵((株)ファクター)
にしすがも創造舎劇場スタッフ
弘光 哲也
翻訳・字幕操作・通訳
萩原・ヴァレントヴィッツ・健
字幕アドバイザー
幕内 覚
舞台通訳
石井 園子
制作
辻 奈都子(フェスティバル/トーキョー)
プログラム・ディレクター
相馬 千秋(フェスティバル/トーキョー)

上演団体情報

リミニプロトコル

団体詳細・作品一覧を見る

シュテファン・ケーギ、ヘルガルド・ハウグ、ダニエル・ヴェッツェル の 3 人によるアートプロジェクト・ユニット。2000 年、フランクフルトで結成された。公共空間におけるパフォーマンスやドキュメンタリー演劇の手法を用いた型破りなプロジェクトの数々で世界の注目を集めている。出演者には、プロの俳優ではなく作品テーマに則した特別な経験や知識を持つ一般の人々を起用し、「ある現実をそのまま舞台上にあげる」という手法を用い、高く評価されている。04 年以降はベルリンのヘッベル劇場に拠点を置き、それぞれが個人のプロジェクトを発表する一方で、メンバー 2 人、もしくは 3 人のプロジェクトも多く発表している。日本では、これまでに『ムネモパーク』(東京国際芸術祭 2008)、『カール・マルクス:資本論、第一巻』(フェスティバル/トーキョー09春、ミュールハイム戯曲賞及びオーディエンス賞受賞<06 年、ドイツ>)、『Cargo Tokyo-Yokohama』(フェスティバル/トーキョー09秋)などを上演し、好評を博した。 11 年、第 41 回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際演劇祭にて、銀獅子賞を受賞するなど、受賞歴も多数。

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