GekidanKARAGUMI

1967年夏、新宿・花園神社に突如出現した「紅テント」。
神社の境内や、かつて小学校だったグラウンド等、場所を問わず神出鬼没に出現する移動式テント劇場。
それは時代の風穴となり、演劇界に革命をもたらした。
紅テント興行は国内だけには留まらず、韓国、台湾、バングラデシュやパレスチナまで大遠征を果たした。
この唐十郎の革命的発明は、今もなお変幻自在に、あなたの棲む街のどこかに姿を現し続けている。
「紅テント」を引っ提げて、唐十郎の劇世界を追求し、世に問い続ける劇団。
劇団員はテント建てから始まり、役者と裏方の区別なく、舞台にまつわる全てを手懸ける。
唐十郎の誕生日である2月11日には、毎年入団試験が行われ、新たな「特権的肉体」の発掘が続けられている。
唐十郎から与えられ、培われた「存在」の探求を、久保井研をはじめとする劇団員が、
門をくぐる者たちへ伝承して行く。

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