ミラーボールが回る呪術の場、古今東西のエイリアンによって謡われるダンス現代に潜む様々な文化や進化の記憶の断片を寄せ集めた、キメラ状身体。それは、古くて新しい奇妙なエイリアンたち。現在であり過去であり未来である時間=無時間。世界はミラーボールが回るダンスフロア。人間も動物も、生命はみな踊る。ここにミラーボール主義を宣言する。
ドラマとカオスを縦横するスペースノットブランク。CHAOTICなコレクティブによるDRAMATICなアドベンチャー。ダウンロードとアップロード。HIGH & LOW。物語とキャラクターと本人と別人が脱ぎ着する、母音だけでコミュニケーションできる「場所」。実存しない物語とキャラクターを、実存する本人が「上演」というシチュエーションを用いて実存する別人の目覚ましを鳴らそうとするための舞台。
全世界の登録数は700万人超の紹介制ネットカジノ「K2」を匿名で運営する美菜。「K2」内で最も人気を誇るオンライン型育成カジノゲーム『earth』は、ユーザー間で「アス」「けつあな」と呼ばれ親しまれ、『流せ、すべてのセンス。』というキャッチコピーには宗教家である美菜の思想が反映されており、ゲーム内にユーザー独自の地球を作り、歴史も価値観も生き方もすべて自由に変えられる星育成システムで話題を呼んだ。
合皮のパンプスを穿いたOLの「私」は、出どころのよくわからない噂に翻弄され、夜な夜な本革のパンプスを探し求めて路地裏を歩いている。路地裏を介し、デフォルメされた同じ職場の男性社員、もう一人の「私」、胸から巨根の生えたおじさん、靴商人など、正体のわからない怪しい登場人物たちと出会う。混沌とした現代社会での「生命」描いた、男女二人芝居。第61回岸田國士戯曲賞最終候補。
ギリシャ悲劇「バッコスの信女」(エウリピデス作)のテーマや構造を大胆に咀嚼し現代版として描かれた新作劇。一見ふつうの主婦、人工授精によって生まれた獣人、去勢された犬、雌ホルスタインの霊魂たちによる合唱隊(コロス)が歌い上げる音楽劇。現代を彷徨う魂が奏でるドラマが、ヒトと動物の境を揺さぶり、私たちの秘めた欲望を刺激する。
2016 年日本社会に衝撃を与えた知的障害者を狙った大量殺人事件から作者が感じたことを出発に創作された。優生思想、老い、をテーマに現代社会の価値基準を問う批評性を持った作品。タイトルの「妖精」は「みえないもの」の隠喩。社会のなかでみえないようにされているものついての問題集である。一部は落語、二部は音楽、三部はセミナー、とそれぞれ異なったスタイルの三部から構成され、主に一人の俳優によって演じられる。
有名なカレー屋に向かうカップルがいて、手応えのないライブを終えたバンドマンがいて、劇団で売れようとしてたのに一人だけ事務所に入って後ろめたい役者がいる街で、「まぁそんなことはほっといて銭湯でも行こうよ」とはしゃいでると「うるせぇんだよ」とヤバイ目をした男に絡まれる。あーあと思ってツイッターを見ると噂がかけめぐっている。「下北で向井秀徳が路上ライブやってるらしい」 2010〜2020年のあいだに移ろ
金子鈴幸が約一年半ぶりに作・演出を手がけた新作公演。2022年の日本においてどのような物語が【有効】なのか?という問いを出発点に、人間の持つ「どうしようもない部分」に光を当てるような作品となっている。とあるラーメン屋の店主、まさこ。彼女はラーメン界でも「元アイドル」という異色の肩書きで営業していた。「究極の一杯」を探求し、ラーメン道を日々邁進する彼女。その日もいつもと変わらない一日のはずだったが…
東京で会社員をしていたマリカは、友人に韓国恋愛ドラマを勧められ激しくハマる。そして一念発起し単身渡韓、シナリオライターを目指す。スクールに通いながら書いた一作目が思いの外韓国でヒットした。一躍売れっ子脚本家になったマリカだったが何処か釈然としない気持ちを抱えていた。それは、書けてしまった作品がラブストーリーとはかけ離れたバイオレンスものだったからだ。自分の才能と憧れとのギャップに苦しむマリカだった
ヌトミック4年ぶりの劇場長編作品。9名の出演者により台詞、歌、ときにラップのような語りが、目まぐるしい時間軸の変化と合わせてシームレスに移り変わる、全編生演奏でおくる新作の日本語音楽劇。現代の東京を舞台に、数奇な人生を送った男が忘れられない思い出を語り出す。思い出はどこまでも飛躍して、多くの寄り道と間違いを犯しながら、少しずつ見えるはずのない世界へと繋がっていく……。
遥か彼方の生と死が繋がり出す、演劇カンパニー・ヌトミックが描く新作音楽劇。父の弔いのために海岸へ訪れた私は、とある女性と出会う。この景色に見覚えがある、と呟く女性は、ふとしたことから1万年前の記憶を語りだす。思い出を辿って現れる人々は口々に話しだし、出会うはずのない物事が重なり合い、混線した記憶の中、私たちは船を漕ぎ出して……。全編を通じた生演奏とラップのような語り、歌と台詞の境界を行き来する声に
2018年に北千住・BUoYで初演された『SUPERHUMAN』を野外劇としてリクリエーション。“人間らしさ”を軸にパペット、人、東京タワー、地球といった様々なスケールを通じてパフォーマンスが展開していく。会場は東京タワーの近くに位置する都立芝公園 集会広場(23 号地)となり、客席から東京タワーを見上げる形で上演が行われる。
2011年に起こった東日本大震災と、2020年以降の新型コロナウイルスによるパンデミックへの取材を元に、今を生きる人々の不安を多様な音楽と共に描いたパフォーマンス作品。2021年に東京での初演を経て、第66回岸田國士戯曲賞最終候補作品となった本作を、新演出で上演する。
レパートリーの創造
「妖精の問題」(2017年初演)を、7人の俳優、ドラマトゥルク、音楽、舞台美術、衣裳、照明と多彩なスタッフを交え、文字通り“デラックス”版としてパワーアップ。一部「ブス」二部「ゴキブリ」三部「マングルト」の三部構成で、社会におけるタブーを真正面から取り扱い、自虐や偏見に満ち溢れた世界をコミカルに描きながらも、観客を捉えて離さない強烈なメッセージが潜んでいます。
