日本舞踊の人気演目のひとつ。狂言師の右近と左近が手獅子を持ち登場し、獅子のわが子を谷底に落とし、這い上がってきた強い子だけを育てるという伝説を厳かに舞う。大薩摩によって清涼山の様子が語られた後、勇壮な親子の獅子の精が現れ、豪快な毛振りを見せる。今回は衣裳付、間狂言に代わり素演奏でお届けします。
同人五人で作り上げた新作作品。冬から春へと移ろう季節の中で、地中から芽を出し、真っ直ぐと成長していく「つくし」の様子を表現する。「雪」「風』「太陽』「つくし」の四部構成となっている。凛とした自然の美しさ。つくしにちょっかいをかけるいたずらな娘心。春の訪れを陽気に知らせる、それぞれの妖精たち。最後は鮮やかな春を迎えて、芽を出したつくしが喜びを祝い、賑やかに舞い踊る一曲。