俳優として活動する一色洋平と小沢道成がタッグを組んで贈る演劇企画。脚本に須貝英、音楽にオレノグラフィティを迎えお届けする、一色洋平と小沢道成による2人芝居、第一弾!
TA-net舞台手話通訳養成講座(2018-2019年度/日本財団助成)の教材として書き下ろした30分程のお芝居(収録した三重公演の上演時間は37分)。3人の俳優が、家族(両親と息子)の30年間を演じます。舞台手話通訳、字幕、音声ガイドの観劇サポートがフルで導入された数少ない作品であり、上演前には事前舞台説明(10分)も行っています。
一色洋平×小沢道成 Presented by EPOCH MAN
手紙を書いた。返るか分からぬ返事を待った。君との思い出を日常に重ねた。君の窓の内側の日々が、祝福に満ちていることを願った。近づけば近づくほど重ならない。近づいても近づいても交わらない。でも限りなく近くにいる君に、線上の君に、いつか必ず会いに行く。だから、漸近線、重なれ。
紙おしばい
くちびるの会が行う、子ども向け演劇表現「紙おしばい」の第四弾目となる作品。第三弾作品『こだぬききょうだいのおつかい』の続編にあたる。《あらすじ》こだぬきのポンが、白いキツネのコンたろうと出会い、様々な困難を力を合わせて乗り越えていくことで、自分と違う他者の存在を認め、努力の大切さを学ぶ物語。
この1万円を、何に使おう?遺されて、託されて、取り残されて。使い切れたら僕はまた、前に進めるのだろうか。使い切れたら私はまた、真っ直ぐに向き合えるのだろうか。思い出深い京王井の頭線、疎遠になった小田急線。電車に揺られてどこまでも、線路は続くよいつまでも。この1万円を、何に使おう?どうか、何か、意味のあることに。どうか、誰か、伝わりますように。響き合う若者たちの青春ロードシアター。
「あの日 私の世界は変わった 春は忘れない 私の悲しみを」2011年3月、弟はこの世を去った。通っていた大学の渡り廊下から落ちて死んだ。その大学で准教授だった父と、証券会社で働く僕はどうもそりが合わない。正直、弟のことも苦手だった。だけどあいつのことばかり考えてしまう。こんな春の日には。家族の喪失と再生の物語。