子や孫を殺される悲劇にみまわれるトロイアの王妃・ヘカベを白石加代子が、その美しさが戦争の原因となったヘレネを和央ようかが熱演する。日本人、イスラエル国籍のユダヤ系、アラブ系という三つの文化の俳優が出演し、台詞が日本語、ヘブライ語、アラビア語で展開されていく。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
1990年池袋に開館した東京芸術劇場は、芸術文化の振興と国際交流を果たす日本の代表的な創造発信型劇場です。2026年4月からは新芸術監督として舞台芸術部門に岡田利規、音楽部門に山田和樹が就任し新体制が始動。日本の首都・東京の「多様な人々と芸術文化を繋ぐハブ」としての役割を担うべく、公演活動にとどまらず、人材育成・教育普及事業や社会共生事業など、誰もが参画できる多面的なプログラムを展開しています。
東京芸術劇場が2015年に初めて制作した、こどものためのオリジナル作品。原作は松尾スズキの文/絵による 『気づかいルーシー』(千倉書房)、脚本・演出はノゾエ征爾。主人公のルーシーと、育ての親のおじいさん、飼い馬が互いに気づかいしすぎるあまりに引き起こす残念な悲喜劇が、オリジナルスコアの生演奏に乗せて、歌あり踊りありで展開する、ほろ苦くも楽しい舞台。2017年の再演に続き、2022年に再再演をおこな
青年オーランドは実兄オリバーに疎まれ不遇をかこっている。ロザリンドと恋に落ちるが、現公爵の不興を買い、父の忠臣だったアダムと共に森に逃れる。同じく追放されたロザリンドは、旅の危険を避けるために男装して“ギャニミード”を名乗り、シーリアと召使のタッチストーンを伴い森に向かう。森で暮らすオーランドの頭の中はロザリンドのことばかり。そこに“ギャニミード”が現れ、恋の相談を受ける。二人の倒錯した恋愛ごっ
小さな町工場を経営するアキトシは、妻のサチコとともに自らの工場で働いていた。近くのプレハブ小屋に住む弟のミチオは、壊れた機械を見ると直さずにはいられない電気修理工。なぜかアキトシに監禁されており、小屋と右足とを鎖でつながれていた。一方サチコには、かつてミチオに強姦された過去があり、未だ不倫関係にあった。そんな中、工場の新しいアルバイトとしてケイコがやって来る。ケイコは、壊れた携帯電話を直してもらっ
盛りを過ぎたストリッパー明美と、「ヒモ道」に徹するシゲ。そしてその二人をめぐる人々……行き場のない毎日を、それでも健気に生きる人々を描いたつかこうへいの代表作『ストリッパー物語』。この傑作戯曲に、若者の生態や性をリアリズムに徹した演出手法で赤裸々に表現し、国内外で高い評価を得ている演劇ユニット「ポツドール」の 三浦大輔が挑戦する。
