作品ノート
二人のダンサーとミュージシャン。
それぞれのやり方で同じ時間を刻む。
それは、身体と声と音と空間で戯れながら積み上げる
時間のタワー
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
1913年に創建された倉庫をリノベーションした文化施設。コンセプトは「芸術文化の創造発信」と「賑わいの創出」。コンテンポラリーダンスやアートを柱に、新進アーティストを世界に発信している。フレキシブルな機能を持つホールとギャラリースペースを有し、ダンス等舞台芸術公演や展覧会、屋外広場でのイベント等を通じて横浜の文化と観光のハブ機能を担う。
作品ノート:魅力的なダンスは足音だけ聴いていても気持ちの良いものです。魅力的なサウンドを出す人の動きはやはり魅力的です。音楽家の演奏とダンサーの動きから鳴る音とのセッション、ダンサーの動きと音楽家からにじみでる動きとのセッションによるライブ作品です。
作品ノート:私の手から離れたそれは色の濃い空にきれいな放物線を描きあなたはそれをおとさぬように精一杯両手を伸ばす
2011年3月、原発事故の後にネット上に流れた“放射能から身を守るための対策法”の一つに、“米のとぎ汁乳酸菌”があった。おならをする度に“お、やっているな”と思う。日本語では“屁をする”だけではなく“屁が出る”ともいう。確かに“屁をする”ではなく“屁が出る”だ。内発的な欲求は屁のように出る。芸術の目的は人間を健康にすることだと思えば、あながち突拍子もない連想ではない。
作品ノート: 日々流れる時間の中で、身体は時間とどのように関わり、どのような影響を受けているのか?人は生まれた時から時間とともに、死に向かって進んで行く。この作品は、そのような身体が持つ時間の流れをテーマにしている。今回、時間を表すものとしてビートが最初に頭に浮かんだ。そしてこれを時間を表すひとつのキーワードとして、作品作りをしました。身体には心臓の鼓動、ビートがある。人は生きている限り、鼓動は休