2006年4月パリ日本文化会館にて初演。60年代の舞踊の革新運動の最前線を疾走したふたりの同時代者、韓国舞踊のキム・メジャと日本の舞踏の大野慶人の共演作品。カーテンコールでは大野一雄が指人形で登場。大野一雄フェスティバル2007参加作品。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
1949年大野一雄現代舞踊第一回公演を機に設立され、1961年に横浜市保土ケ谷区に稽古場が建設された。以来、大野一雄、大野慶人の創作の場として数々の作品を生み出すと共に、公演、ワークショップ、出版などの事業主体となって活動の基盤を担ってきた。
quick silverとは、水銀のこと。元は日本郵船の倉庫だったコンクリート壁と柱だけの何もない空間で、銀色に光るカラダと場との対話が繰り広げられた。後に室伏鴻の代表作へと育っていく「quick silver」の初演。大野一雄フェスティバル2005参加。
大野一雄全作品上演計画第5回公演。1990年5月、イタリアのクレモナ市立ポンキエッリ劇場の委嘱作品として初演された。クレモナの工房を訪ね、樹木の選定から一挺のリュートが作られる工程を見て、日本人の自然観「花鳥風月」に想いをはせた作品。
舞踏を舞踏たらしめた土方巽と大野一雄の両雄をカラダに棲まわせていた大野慶人が、土方巽による振付作品、大野一雄の「ラ・アルヘンチーナ頌」から「ディヴィーヌ抄」、そして自身の「花」と「鳥」を踊る。大野一雄フェスティバル2013にて初演。
第1回大野一雄フェスティバル(2004)参加作品。解体され再生中だったレストラン相生での特別公演。加藤郁也詩集『形而情學』による高井富子の「形而情學」シリーズは土方巽の演出で1967年に始まり、土方を始め大野一雄や笠井叡も出演した。