夫婦に必要なのは、忍耐より隠し事なのか・・・?
親友に必要なのは、誠意より共犯意識なのか・・・?
ケラリーノ・サンドロヴィッチが初めて描く、熟年夫婦の倦怠と、
彼らに翻弄される若者たちの日々。
ひょんなことから、数十年ぶりの再会を果たした高校時代の同級生ニチカ(余貴美子)とミラ(高橋ひとみ)。ニチカは親から引き継いだ大会社を経営するググ(渡辺いっけい)、ミラは売れないカメラマン・ミクリ(高橋克実)とそれぞれ家庭を築き、毎日を送っていた。自分にあまりに興味を示さない夫への寂しさから、夫の助手である若い男と関係を持つミラ。夫のミクリも若い女性と関係を持つ仲にあった。
一方、ニチカ夫妻も財政的には裕福でありながらも、息子を亡くした過去、そして娘の出生にまつわる秘密など、様々な事情を抱えていた。二組の夫婦を軸に世代を超えたさまざまな人間たちの「点」が「線」で結ばれていくーーー。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
主宰のケラリーノ・サンドロヴィッチにより、2001年に始動したユニット。
劇団のようにメンバーを固定せず、作品ごとに異なる出演者・異なる趣向で企画される。
多くの愛人たちに告げる「グッドバイ」ー昭和23年を舞台に、不埒な色男と怪力大食いの美女が巻き起こす恋愛狂騒劇(スクリューボール・コメディ)!!太宰治未完の原作をベースにKERAが描き出したコメディを生瀬勝久演出のもと新たに紡ぎ出す!昭和23年の春。GHQ占領下の東京。文芸雑誌『オベリスク』の編集長、田島周二(仲村トオル)は、編集の仕事の傍ら、闇商売の手伝いで大儲け。複数の愛人を持つ生活を送っていた
六人の修道女を巡るマジックリアルな群像劇いつかわからないが、一世紀ほど過去を思わせる。どこかわからないが、ヨーロッパを思わせる山の麓に建つ、山荘。その石造りの山荘は半世紀ほど前、村の人々によって建てられ、以降も村人が管理している。かつては祠だったその場所は、キリスト教で言うところの聖人をまつり讃えるべく建てられた。ちょうど百年前、村の長老が病に倒れ、ある修道院から修道院長が呼ばれた。彼女の祈りによ