多くの愛人たちに告げる「グッドバイ」ー
昭和23年を舞台に、不埒な色男と怪力大食いの美女が巻き起こす恋愛狂騒劇(スクリューボール・コメディ)!!
太宰治未完の原作をベースにKERAが描き出したコメディを生瀬勝久演出のもと新たに紡ぎ出す!
昭和23年の春。GHQ占領下の東京。文芸雑誌『オベリスク』の編集長、田島周二(仲村トオル)は、編集の仕事の傍ら、闇商売の手伝いで大儲け。複数の愛人を持つ生活を送っていた。
だが、葬儀の席で文士の連行(山崎一)と再会した田島は、岩手に取材に行く連行に、疎開中の妻・静江(水野美紀)と娘。幸子(池谷のぶえ)の訪問を依頼。愛人と別れ闇商売を辞め、妻子を呼び戻し本業に専念するつもりだと打ち明ける。
すると連行は、すごい美人を嘘の女房にして愛人たちを訪ね、「グッドバイ」を告げて回れと提案。提案に乗った田島はかつぎ屋の永井キヌ子(小池栄子)に嘘の女房役を頼み、まずは美容師の青木保子(町田マリー)と別れる。
次に画家の水原ケイ子(夏帆)を訪ねるが、ケイ子の兄・健一(野間口徹)がいたせいもあり、別れを切り出せない。
数日後、静江からの別れの電報で胃痛を起こした田島はキヌ子に助けられ、主治医で愛人の大櫛加代(緒川たまき)のもとへ。そして紆余曲折の末、加代からも別れを告げられてしまう。
さらに編集部へ戻ると、ケイ子からの別れの伝言が。部下の清川(萩原聖人)は編集に集中するように訴えるが、意気消沈した田島は仕事を放り出し、そのまま帰宅。すると田島の家の電話が鳴る。
それは4人目の愛人である。草壁よし(門脇麦)が、かっぱらいで捕まったという警察からの連絡だったーー。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
主宰のケラリーノ・サンドロヴィッチにより、2001年に始動したユニット。
劇団のようにメンバーを固定せず、作品ごとに異なる出演者・異なる趣向で企画される。
六人の修道女を巡るマジックリアルな群像劇いつかわからないが、一世紀ほど過去を思わせる。どこかわからないが、ヨーロッパを思わせる山の麓に建つ、山荘。その石造りの山荘は半世紀ほど前、村の人々によって建てられ、以降も村人が管理している。かつては祠だったその場所は、キリスト教で言うところの聖人をまつり讃えるべく建てられた。ちょうど百年前、村の長老が病に倒れ、ある修道院から修道院長が呼ばれた。彼女の祈りによ
夫婦に必要なのは、忍耐より隠し事なのか・・・?親友に必要なのは、誠意より共犯意識なのか・・・?ケラリーノ・サンドロヴィッチが初めて描く、熟年夫婦の倦怠と、彼らに翻弄される若者たちの日々。ひょんなことから、数十年ぶりの再会を果たした高校時代の同級生ニチカ(余貴美子)とミラ(高橋ひとみ)。ニチカは親から引き継いだ大会社を経営するググ(渡辺いっけい)、ミラは売れないカメラマン・ミクリ(高橋克実)とそれぞ