ゴーリキーの名作を換骨奪胎した『どんぶりの底』に続き、芥川賞候補作家:戌井昭人が2016年に挑んだベケットの『ゴドーを待ちながら』の戌井昭人版。究極の無意味とエンターテインメントが交錯し、不条理を超えた人間の存在を描く音楽劇として流山児祥が演出。薄汚い場所で、男二人組、女三人組が「ヘモロゲさん」がくるのを待っている。待っても待ってやって来るのは、なんだかわけのわからない人ばかり。佃典彦、月船さらら、大久保鷹といった異色の競演が評判を呼んだ。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
オンデマンド配信。事前に会員登録が必要です。(月額1,045円)
演出家・俳優の流山児祥が、小劇場の横断的活動を目的として1984年に設立。劇団でありながらプロデュース色の強い公演を行ってきた。2000年からは海外に進出し、近年は台湾の劇団と共同制作を行う等、精力的に活動を続け、国内での公演では、歌舞伎、シェイクスピア、寺山修司や唐十郎のアングラから最前線の劇作家の新作、名古屋や大阪で活躍する才能の発掘、韓国の現代演劇、ブロードウエイ・ミュージカルとジャンルを問わず、果敢に上演している。また、シニア演劇の可能性を広げる活動も続けている。
1980年『月蝕歌劇団』、1981『黄金箱』につづく流山児祥(演出)+高取英(劇作)の戦前派三部作の完結編。昭和15年(1940年)、東京を、怪奇紅マントの噂が席巻した。「婦女子を誘拐し凌辱する」紅マントの噂とはいったい何だったのか?日中戦争(支那事変)から太平洋戦争(大東亜戦争)へとうつりゆく戦争下、当局は、紙芝居「紅マント」を弾圧、焼却した。燃えていく紙芝居は、紅マントの噂を消滅させたというよ
鐘下辰男の「tatsuya-最愛なる者の側へ」(第42回芸術選奨文部大臣新人賞を受賞作)を流山児★事務所が1992年の新鋭劇作家シリーズとして「改訂決定版」と銘打ち新宿タイニイ・アリスで上演。高度成長の日本で実際に起きた19歳の少年による連続射殺事件「永山則夫事件」をモチーフに全共闘世代の青春の表と裏を描く。貧しい家庭に育ち不良グループの一員となったタツヤ(有薗芳記)が転職を繰り返しながら、米軍基
座・高円寺の杮落し公演として2009年5月、1か月ロングラン上演された作品。2002年トニー賞主要3部門を独占したブロードウエイ・ミュージカル。流山児祥:演出、坂手洋二:上演台本、荻野清子:音楽、千葉哲也、塩野谷正幸主演という「小劇場」の俳優たちで創り上げたミュージカル。 地球上の干ばつにより、節水を余儀なくされた近未来の有料公衆トイレの使用を義務付けられている街の革命劇。40名を超える大群集劇に
黒テントの芸術監督であり、テレビドラマのシナリオライターとしても活躍中の山元清多が『籠釣瓶花街酔醒』を題材に、カルロス・サウラ監督、アントニオ・ガデス主演の映画『カルメン』にインスパイアされて描きあげたのがこの『ピカレスク黙阿弥』。 舞台となるのは、現代。とある劇団の稽古場。すべてはそこで行われる稽古として進行するが、芝居なのか稽古(現実)なのか、分かちがたく重なり合っているメタ・シアター形式で物
