BABY-Qは、身体から織り成される感情の起伏や衝動、個々の人間の本質をダンスの根底に置いて活動する。シーンにあわせた電子音楽や、ダンスとシンクロするダイナミックな映像表現など、様々なモチーフを組み合わせることでコラージュ的に空間を構築していくのが特徴。
リゾーム的な「M」につけられたキャッチは、「わたしは何を欲望するのか? そこには、多くの異質で潜勢的な矛盾しあう諸関係が存在する」というもの。妥協することなく、1ステージごとに変化しつづける特異な時空間。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
有料オンデマンド配信。視聴にはvimeoの会員登録が必要です。(レンタル550円~)
2000年~2014年東野祥子(ひがしのようこ)(振付家/ダンサー)を主宰に結成されたダンスカンパニー。トヨタコレオグラフィーアワード[次代を担う振付家賞](グランプリ)など受賞多数。2015年には、BABY-Qから発展し、音楽家カジワラトシオと東野を中心にANTIBODIES Collectiveを結成。ジャンルレスなアーティストの集合体として国内外にて活動を展開。
警告音が鳴り響く。社会の中で感じる軋轢を、身体やさまざまな事象に変換して舞台に表出させる。強靭な身体性、美術、映像、音楽が融合した総合的な舞台演出により、作品の原型にて「TOYOTA Choreography Award 2004ー次代を担う振付家賞」受賞。さらに進化版にて2005年「横浜ソロxデュオ<Competition>+ 」にて大賞を受賞。その後も多くの海外公演を実施したBABYーQの代表
東野祥子というひとりのダンサーと、3人の毎公演違う音楽家(灰野敬二、中原昌也、カジワラトシオ)によるコレスポンダンス的な実験的舞台作品。ダンスはあらかじめ設定した状況下において、身振りに還元されたさまざまな精神的機能を通過し軌跡となっていく。毎回顔を変え、新しい感覚が芽生え、偶然と必然が同居し、そこにある以上の世界が表出される。初演後、アメリカツアーにて好評を得る。