「H」は、human(人間)、hope(希望)、homeless(ホームレス)、hurt(痛み)の意。コロナ禍において増加する貧困生活者や苦しみを抱えた方達が心身の豊かさと希望を取り戻すきっかけとなることを願い、横浜・東京の公共空間を主とした8会場で、新人Hソケリッサ!新作ダンスパフォーマンス『ヒニヒリズム/今度会ったらロクでもない奴らと仲良くなりてえ・・』、映画上映、トーク、WS、展示を展開。
2022年10月21日(金)〜23日(日)、象の鼻テラスにて、ザ・フォーサイス・カンパニーをはじめ世界の第一線で活躍してきたアーティスト安藤洋子が率いる ZOU-NO-HANA BALLET PROJECT の実験的パフォーマンス「Walk Installation ARUKU vol.3」を開催しました。アーティストのジヨン・イ(韓国)による映像インスタレーションとともに、濃密なクリエーションを
東野祥子というひとりのダンサーと、3人の毎公演違う音楽家(灰野敬二、中原昌也、カジワラトシオ)によるコレスポンダンス的な実験的舞台作品。ダンスはあらかじめ設定した状況下において、身振りに還元されたさまざまな精神的機能を通過し軌跡となっていく。毎回顔を変え、新しい感覚が芽生え、偶然と必然が同居し、そこにある以上の世界が表出される。初演後、アメリカツアーにて好評を得る。
BABY-Qは、身体から織り成される感情の起伏や衝動、個々の人間の本質をダンスの根底に置いて活動する。シーンにあわせた電子音楽や、ダンスとシンクロするダイナミックな映像表現など、様々なモチーフを組み合わせることでコラージュ的に空間を構築していくのが特徴。リゾーム的な「M」につけられたキャッチは、「わたしは何を欲望するのか? そこには、多くの異質で潜勢的な矛盾しあう諸関係が存在する」というもの。妥協
プロジェクト大山と田上パルによるダンスと演劇のコラボレーション。1940年に上演された『日本』三部曲に想を得て制作された作品です。1940年は、アジア初となる東京オリンピックの開催が計画された年です。しかし日中戦争の長期化によりやむなく中止されます。その一方で、この年には皇紀2600年を祝う様々な記念行事が催されていきます。第一線の舞踊家達が賑々しく集う『日本』三部曲もそのひとつ。平和の祭典が中止
Nibroll結成立10周年作品 /日本ダンスフォーラム賞受賞作品
ねえちょっと、みてみてよ。腺、腺、腺、ばっかり。ぼくと犬に、あなたの猫に。誰かさんと一緒に暮らすこの部屋に。街行く他人の体の中に。全て乗り越えられない境界線。ただあるだけの境界性。ロールしながら、じっと見る。
ゆず、一青窈などのミュージックビデオの振付でも活躍し、そのポップな振付と、独特な感性が創りだす世界観で、コンテンポラリー・ダンス界で唯一無二の存在感を発揮する康本雅子。これまでソロ作品を多数発表してきた彼女が、時間をかけたダンサーとの共同作業、カンパニー作品の製作に挑戦した作品。
「ダンスの持つ抗えない魅力を、ダンサー自身が取り戻す事」を第一のテーマに、踊り尽くした末の、意味や記号から解き放たれた体から初めて生まれる関係性を提示した作品。「欲望も抑圧も、産まれた時からお皿に並べられていて、好きも嫌いもないままについ手が伸びちゃう程には食っちゃ寝て、その分大きくなったら誰かに食べられて、どんどこシェアされて循環してるこの体の緑。かなり。」
ダンスの原点を見つめ直し、身体を見る感受性を取り戻す。康本雅子が放つ本格群舞作品。 1999年よりダンサーとしての活動を開始し、国内外での作品上演のほか、演劇、音楽、映像、ファッション界等、多岐のジャンルで活躍してきた康本雅子。本作はこれまでソロやデュオでの作品発表の多かった康本が久しぶりに挑戦した100分にも及ぶ群舞作品。2020年に京都にて初演、その後、東京、北九州とツアーを行い、コロナ禍に1