子供の金次郎は思った。「自然は面白い。手をかけただけ応えてくれる!」。
本を読んだ。どん底の暮らしから、目を輝かせて世界を広げていった。
大人になった金次郎は、小田原藩の家老・服部家に奉公し家政再建を成功させる。
「その腕をわが小田原藩再建のためにふるってほしい。手始めに桜町領の復興を。」
身分を超えた、藩主・忠真公の人間的な信頼を感じ取り、ついに金次郎は引き受ける。
家財・田畑全てを処分し、一家で桜町へ向かった金次郎。
村の復興に乗り出すが、そこには想像を超えた難題が待ち受けていて…。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
わらび座は1951年創立。社是は「衆人愛敬」。民族歌舞団としての歴史を持ち、現在はわらび劇場を中心にした複合文化事業体「あきた芸術村」をホームベースに、わらび劇場でのミュージカルのロングラン上演、及び一般団体、学校団体向けの各種ワークショップの開催、そして全国ツアー等をあわせて年間1000回の公演実績を誇ります。作品のコンセプトとして、日本人の精神性、身体性を活かした舞台表現を駆使しながら、日本の歴史文化を題材にしたオリジナルミュージカルや日本各地の民俗芸能に基づいた歌舞集を創造しています。
・ひょっとこ踊りが飛び出す"ぬくい囃子" ・ びんざさらを鳴らし舞う"清めの舞" ・ 美しく優雅な踊り"花の舞" ・ 獅子頭をカタカタ鳴らして激しく踊る"藤琴の獅子舞" そして、"沖縄のシーサー・鬼太鼓・狐舞・竹踊り"と続きます。 ☆わらび座ならではの、民族歌舞をふんだんに盛り込んだ「お祭りミュージカル」をたっぷりとお楽しみください。
日本の古層の音が現代を揺るがす「響」日本人の響の源― 古代より伝わる「神楽」―にその基を辿る。時間軸には本来の声・言葉・歌がよみがえり、神楽の舞、ヒップホップのダンスが空間を彩る。超絶テクニック・うねるビート、「時空」を駆けるわらび座の若き獅子達。
若き山伏「大鷲坊」は、幾多の思い出を秘めた故郷「櫛引通野平村」、薬師神社の別当に任じられ出立する。 村に着いた彼を待っていたのは、ニセ山伏の色男「月心坊」だった。どちらを村の別当にするか、村人達は法力比べで決めることにする。それは、心を病み歩けなくなった娘おきくの治療であった。大鷲坊はおきくを背負い、野にでる。村では…女手ひとつで懸命に娘のたみえを育てている幼なじみのおとし、村人の疑心暗鬼と偏見に
時は幕末、舞台は秋田・角館。町の人に"鬼ンこおばこ"と呼ばれる娘、唯がいた。髪はボサボサ、ソバカスだらけ、真っ赤な顔…、年頃になっても男の子のような身なりで野山を駆けまわる。唯は、おさく婆っさがどこからともなく拾ってきた孤児たちと家族のように「鬼壁の岩戸」と呼ばれる在の荒れ地に、仲良く暮らしている。さてお城下に、古くからの大地主で「船越」という造り酒屋がある。ここに佐太郎という一人息子の跡継ぎがい