新庄藩に生まれた養安は、ある失敗から、9才でたった一人母に見送られて秋田藩へと逃れる。
医者に拾われた養安は、御典医を目指して勉学に励む。ようやく医師免許を手にした時、院内銀山の火事に遭遇。「焼死した銀山お抱え医師の代わりに」と請われ、おしかけ女房のサツ子もやってきて、期限付きで引き受ける事になる。
持ち前のパワーとユーモアで、鉱山医療に立ち向かってゆく養安夫妻。
やがて銀山は日本一の産出量を誇る「天保の盛り山」期に。町は江戸や上方からやってくる芸能で賑わい、藩からは褒美が贈られ、喜びに酔う人々。
だが、養安の心は晴れない…、酒によろけながら養安はついに……!
鉱山病のヨロケ・疱瘡、そして戊辰戦争……。家族と鉱山の人々に支えられながら、こけつまろびつ医者・養安が守り育てたものとは……。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
わらび座は民族伝統をベースに、多彩な表現で現代の心を描く劇団です。
1951年2月 創立。民謡の宝庫と呼ばれる秋田県仙北市にホームベースを置き、現在5つの公演グループで年間約800回の公演を全国で行っています。
海外公演は、アメリカ、ヨーロッパ、アジア、ブラジルなど16カ国で行なっています。
高校二年生のさくらは、亡き母の故郷、由利本荘市へ転校してきた。ひょんなつながりで同級生あやめから民謡部に誘われ、入部してしまう。厳しい部則の中、日々の部活動が始まった。初めての慰問公演は大雨。さくら、けやき、ぶっちの三人しか時間に間に合わず大失態。その上、祖母が突然倒れ入院。もう部活は続けられないと言うさくらに、仲間がかけた言葉は...。(この物語は、秋田県立由利高校民謡部への取材に基づくフィクシ
ゴーシュはひとりぼっちだ。金星交響楽団でセロを弾いているが…下手。楽団は10日後、音楽会でベートーベン第六交響曲を発表することになっている。 しかしゴーシュは、「このままでは音楽会には出られないぞ」と楽長に言われてしまう。真夜中、夢中になって練習していると一匹の三毛猫がたずねてきた。 その日から、ゴーシュと動物たちの不思議な夜が始まった。 動物たちのリクエストにこたえて悪戦苦闘! おかげで少しずつ
藤琴の獅子舞・花の舞・貫井囃子・鬼剣舞などの民族芸能の数々を盛り込んだ〝ファンタジックステージ〟正雄は、ふとしたことで親友の心を傷つけてしまった。語り合えないままその友だちを事故で失い、それ以来、自分のカラに閉じこもりがちだ。そんなある夏の夜、バイクに乗った正雄は、美里とそのお爺さん安蔵を巻き込んで事故を起こし、意識だけが浮遊する不思議な〝夢の世界〝へと入り込む。そこに、「行きたい所見たいもの、何
時は幕末、舞台は秋田・角館。町の人に"鬼ンこおばこ"と呼ばれる娘、唯がいた。髪はボサボサ、ソバカスだらけ、真っ赤な顔…、年頃になっても男の子のような身なりで野山を駆けまわる。唯は、おさく婆っさがどこからともなく拾ってきた孤児たちと家族のように「鬼壁の岩戸」と呼ばれる在の荒れ地に、仲良く暮らしている。さてお城下に、古くからの大地主で「船越」という造り酒屋がある。ここに佐太郎という一人息子の跡継ぎがい
