自身の劇団で数多くの作品の演出を手掛けている柄本明が劇団外で初めて演出を手掛け、同時に出演者としても、その才能を認めた藤原と心理的戦いを繰り広げる。
俳優として目覚ましい成長を続ける高杉真宙、今作が舞台初出演となる佐久間由衣との4人芝居。
脚本は、2011 年に岸田戯曲賞を受賞し、国内外でも注目される劇作家、松井周によるオリジナルの書き下ろし作品。松井独自の視点で、どのような人間関係もそれぞれがオリジナルでしかないという真理をあぶりだす。ある家族を描きながら、人間という動物の抗えない欲望を見つめる濃密な会話劇。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
演劇やミュージカルなど、さまざまなジャンルの舞台の企画制作・上演をしています。毎年夏の定番となったブロードウェイ・ミュージカル「ピーター・パン」をはじめ、ホリプロが制作する舞台「ホリプロステージ」は、多くのファンの方々に親しまれています。これまで「ムサシ」「身毒丸」「海辺のカフカ」など、故・蜷川幸雄氏演出舞台の海外公演を数多く実施し、ニューヨーク・ロンドンで高い評価を得ました。「スリル・ミー」「フランケンシュタイン」など国内の人気作を上演するほか、近年は「ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~」「メリー・ポピンズ」などの海外大型ミュージカルの上演、そして世界中で大ヒット中の舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」のアジア初上演を実現するなど、日本における舞台制作会社の地位を確立してきました。自社で企画制作し、韓国でも上演されているオリジナル作品「デスノートTHEMUSICAL」は、ホリプロ初の海外ライセンス作品となります。
「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズで知られる漫画家・荒木飛呂彦の作品を、森山未來主演で初の舞台化。死刑宣告を受けた男が体験する摩訶不思議な世界を描くサスペンス。死刑宣告を受けて、監獄に収容された男。そこは、監獄と呼ぶにはあまりにも豪華な部屋だった。行き届いた調度品は、まるで高級住宅のよう。だが、男が生活を始めた途端、その部屋のすべてが、男を処刑しようとうごめきだす。脱出しようともがくうちに、いつしか
世界的に評価される村上春樹の傑作長編『ねじまき鳥クロニクル』を、イスラエルの奇才 インバル・ピントと気鋭のアミール・クリガーの演出、アミールと演劇界の俊英 藤田貴大の脚本で舞台化し、音楽を大友良英が手掛けた創造性豊かな意欲作。2020年の初演時に、公演期間の短縮を余儀なくされた伝説のステージが待望の再演。
大災害によって壊滅した町で半壊した家に住み続ける兄と妹。 兄、晃郎は酒浸りとなったが、かつて精神を病んでいた妹、麻希子はむしろ回復しつつある。書けない作家一ノ瀬が現れ、元編集者の晃郎に「物語を書かせろ」と迫る。麻希子に想いを寄せる巡査の村田は、家を出ない兄妹の世話を焼き見守っている。純粋さと狂気のハザマにいる麻希子。一ノ瀬のために外出した麻希子は鳥居と出会い、生活のため「ボランティア」と称した仕事
赤坂ACTシアター開場5周年記念シリーズ第1弾にして、松山ケンイチ初舞台作品。勘違いから1年早く羽化してしまった蝉の若者ゴッホが、恋人との約束を守るために自らの運命と闘う姿を描いたファンタジックな作品。2000年に解散した関西の人気劇団“惑星ピスタチオ”の座付作家兼演出家を務めた西田シャトナー演出。