KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭の公募プロジェクトで選出され、2年にわたりリサーチと制作に取り組んできた、松本奈々子と西本健吾によるパフォーマンス・ユニット「チーム・チープロ」。
2021年に発表された『京都イマジナリー・ワルツ』では、明治期の京都・祇園に実在した"ダンス藝妓"をめぐるリサーチを経て、都市・生活空間で想像上のだれかとワルツを踊り、触れること・想像することを問う舞台作品を制作。続く2022年の『女人四股ダンス』では"月経"をテーマとして取り上げ、その経験を綴った日記や、「月経の再魔術化」をコンセプトに四股を型に見立てた儀式を発表した。松本の個人的な経験を端緒にしながらも、個人へと収斂しすぎない作品となるように、ダンサー・振付家の内田結花、アーティストの前田耕平を招いた。
この映像は、チーム・チープロの『女人四股ダンス』における創作のプロセスに着目し、舞台作品にまつわる人々の関係性を探るものである。
制作は、2020年度よりフェスティバルの記録映像・写真ディレクションを務めるslide//show。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
有料オンデマンド配信。事前に会員登録が必要です。(月額1,078円、レンタルともにあり)
有料オンデマンド配信。事前に会員登録が必要です。(月額550円会員登録+レンタル330円~)
松本奈々子と西本健吾によるパフォーマンス・ユニット。身体と身振りの批評性をテーマに活動を続けてきた。近年は、都市における具体的な場所や時間から一つのステップを見出し、そのステップが喚起する複数のコンテクストとパフォーマーの身体感覚や記憶の交差をあつかうダンス作品を制作している。主な作品に、『20世紀プロジェクト』(2017-2018)、『皇居ランニングマン』(2019-2020) など。
KYOTO EXPERIMENT初の公募プロジェクトで選出され、2年にわたりリサーチと制作に取り組んできた、松本奈々子と西本健吾によるパフォーマンス・ユニット「チーム・チープロ」。2021年にリサーチを開始したふたりが最初に掲げたテーマは「ワルツ」だった。コロナ禍で「接触」が憚られるなか、京都に存在したとされるダンス芸妓の史実を起点に戦前京都と現代と接続し、想像上の他者とワルツを踊る作品を発表。続
松本奈々子、西本健吾 / チーム・チープロ
3歳から20歳までバレエを踊り、その後自らの身体のあり方を問い直してきたパフォーマーの松本奈々子、主にドラマトゥルクの役割を担う西本健吾が共同で演出を行う「チーム・チープロ」は、綿密なリサーチを積み重ね、“身体”を媒介に個人の記憶と集団の記憶を再構築するパフォーマンスユニット。KYOTO EXPERIMENT初の公募プロジェクトで選出され、2021年・2022年の2年間にわたり京都芸術センターで制