気鋭の作家、柳美里の主宰する劇団「青春五月党」と、演出家・俳優である松本修の主宰する演劇創造カンパニー「MODE」による1992年の作品。崩壊した「家族」の蘇生の物語。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
【MODE】
1989年設立。演出家・俳優である松本修の主宰する演劇創造カンパニー。企画ごとにキャスト・スタッフを募り、海外戯曲、現代日本戯曲、カフカの小説、近松門左衛門の浄瑠璃作品などを独自のワークショップで再構成して上演する。2016年より活動を休止していたが、2022年3月『お前は誰にも似ていない』で活動を再開。
【青春五月党】
1988年、主宰の柳美里がはじめて書いた戯曲『水の中の友へ』で旗揚げ公演。劇団名は檀一雄の『小説太宰治』に登場する「青春五月党」に由来する。1995年より活動を休止していたが、2018年9月の復活公演『静物画』で再始動。以降は、柳が福島県南相馬市小高区で営んでいるブックカフェ「フルハウス」に併設した演劇アトリエ「La MaMa ODAKA」を拠点に活動している。