高齢社会の課題を「演劇」というユニークな切り口でアプローチする“OiBokkeShi”の代表作。
88歳の岡谷正雄は、同い年の、認知症を患っている妻・春江を介護していた。
ある日、岡谷はケアマネージャーに介護の悩みを相談していたところ、ひょんなことから市民参加演劇のオーディションを受けに行くことになる。看板俳優・岡田忠雄の実体験をもとに舞台化。演技なのか素なのか、作品なのかワークショップなのか。
97歳が全身全霊で舞台上を駆け回る、驚愕の90分!
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
事前予約フォームより予約の上、ご来館ください。
オンデマンド配信。
俳優で介護福祉士の菅原直樹を中心に、2014年に岡山県和気町にて設立。看板俳優は、認知症の妻を在宅で介護する岡田忠雄(97歳/2023年)。
「老人介護の現場に演劇の知恵を、演劇の現場に老人介護の深みを」という理念のもと、高齢者や介護者と共に作る演劇公演や、認知症ケアに演劇的手法を取り入れたワークショップを実施。超高齢社会の課題を「演劇」というユニークな切り口でアプローチするその活動は、演劇、介護のジャンルを越え、近年多方面から注目を集める。