「WAVE」は点から拡がり点に戻るシンプルな構成と、エネルギーの波動に共感を呼んだ加藤の舞踊の原点。
「点と遠景とカンタータ」は、カルダーの絵画より白い衣装に置かれた黒点、舞台両側に座る詠唱と鐘等の奏者を設置。東洋の足捌きの入るミニマルな舞踊が繰り広げられる。
「FIUME」は、イタリア語で河の意味。一点の雫から全てのものを呑み込んで海に向かっていく悠久の流れ。動きと音と声が合流し生命の営みを紡いでいく。
77年、加藤みや子が文化庁派遣研修より帰国後設立。84年、その拠点・仙川ファクトリーを開設。創造力を養い、多ジャンルの人が出会う実験の場として継続。地方文化との交流、育成、劇場以外での活動の拡大にも努めている。 日本の現代ダンスを代表するカンパニーとして国内外で認められ、生命波動を源とした先鋭的な作品を発表。米フェスティバルへ招待参加、NY公演、仏公演、バニョレ国際振付コンクール本選参加。日本創作舞踊大賞、舞踊批評家協会賞、江口隆哉賞、ニムラ舞踊賞等受賞。