一個の古い革のトランクがある。ヤーコブとラウラが大事にしてきたトランクだ。
その鞄の中には、様々な記憶と懐かしい他人たちとそして会いたくなる風景がいっぱいつまっている。
ヨーンじいちゃんの登場は、言ってみればシルマー家に投げ込まれたひとつの石のようなものだった。
自由で率直で誇り高く生きているヨーン。がそれを人たちは風変りだと思うのだった。
実際ヤーコブとラウラも初めのうちはヨーンじいちゃんがなにをしでかすのかと、いつもハラハラしていた。時にはヨーンの行動を恥ずかしいと思いもした。
だがヤーコブとラウラはヨーンに惹かれていくのだった。多分ヨーンが輝いて生きているのに気が付いたからだ。
しかし、ヨーンにも確実に一つの現実がしのびよってきていた。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
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手塚治虫の「ブッダ」を原作に、シャカ族の王子という与えられた身分を捨てて、自らの運命を自らの力で作り出そうとするシッダルタの成長を追いながら、青年シッダルタが”生きてある意味”を知っていく姿を熱い共感の中でダイナミックに描いている作品。
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山奥の山奥のお話です。小さな駅から、大きな駅まで、小さな機関車が客車を引っ張って今日も走ります。機関車の部品たち、ノッポのピストン、チビのクランク、おデブの車輪。なんだかんだと、ケンカばかりして機関車も止まってしまいます。空模様がおかしくなってきました。力を合わさなければ・・・。谷底がポッカと大きな口を開けて待ってるぞ・・・。お客も、荷物、自分たちも・・・ほいきた廻せ、ほいきた廻れ、ほいきた走れ、