小学四年生のみちるは転校生。夏休みにこの町に越してきて、二学期から新しい学校に通っています。家族はお母さんとお兄ちゃんの三人暮らし、お父さんは死んでしまっていません。そのせいか、近頃みちるは、死んだらどうなってしまうんだろうと、しきりに考えるようになっています。
それからもう一つ、みちるの心の中には、みちるだけの友達・ひろみが住んでいて、いつも二人でぶつぶつ話をしています。お父さんがいなくなった寂しさと、恥ずかしがり屋で友達がつくれないせいかもしれません。
ある日のこと、夕焼けに染まる丘の上で、みちるは死んだ燕を見つけました。かわいそうにおもったみちるは、燕を丁寧に土の中に埋めてお墓を作ってあげました。そして、その燕に託して、お父さんへの手紙を書くのでした。もしできるならば、もう一度会いたいという願いを込めて。
台風が去った次の日、ようやく友達と遊ぶことが出来たみちるは、ふとしたことで喧嘩になり、またしてもひとりぼっちになってしまいます。ひろみもどっかへ行ってしまいました。その時、燕がやってきて、みちるをお父さんのところへ連れていくのでした。そして、お父さんと会ったみちるは・・・。
風邪が薫り、木の葉が舞う秋、何気ない生活の中で、少女は揺れ動く心の中に新しい自分を発見していくのでした。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
劇団うりんこは創立47年の歴史を持つ児童演劇の専門劇団です。
手塚治虫の「ブッダ」を原作に、シャカ族の王子という与えられた身分を捨てて、自らの運命を自らの力で作り出そうとするシッダルタの成長を追いながら、青年シッダルタが”生きてある意味”を知っていく姿を熱い共感の中でダイナミックに描いている作品。
一個の古い革のトランクがある。ヤーコブとラウラが大事にしてきたトランクだ。その鞄の中には、様々な記憶と懐かしい他人たちとそして会いたくなる風景がいっぱいつまっている。ヨーンじいちゃんの登場は、言ってみればシルマー家に投げ込まれたひとつの石のようなものだった。自由で率直で誇り高く生きているヨーン。がそれを人たちは風変りだと思うのだった。実際ヤーコブとラウラも初めのうちはヨーンじいちゃんがなにをしでか
ともだちの作り方なんて誰もおしえてくれないし、誰とともだちになったら良いのかもわからない。でもともだちと一緒なら嬉しい事は2倍になるし、悲しいことやつらいことは半分ずつ分け合えます。一人じゃ無理だって思えることも、ともだちとなら乗り越えられるかもしれません。3人の出演者が、キツネやオオカミ、ヘビ、テンいろんな動物になって楽しい舞台をつくります。
山奥の山奥のお話です。小さな駅から、大きな駅まで、小さな機関車が客車を引っ張って今日も走ります。機関車の部品たち、ノッポのピストン、チビのクランク、おデブの車輪。なんだかんだと、ケンカばかりして機関車も止まってしまいます。空模様がおかしくなってきました。力を合わさなければ・・・。谷底がポッカと大きな口を開けて待ってるぞ・・・。お客も、荷物、自分たちも・・・ほいきた廻せ、ほいきた廻れ、ほいきた走れ、
