このお芝居は、ドイツ人と日本人の二人がロビンソン・クルーソーのように、取り残されてしまったとき、どんなことが起きるかを描いたお芝居です。それをドイツ人の役者とうりんこの役者が演じます。演出家とプロデューサーもドイツからきます。そして、他のスタッフは日本人。お芝居をつくる現場で、どんなことが起きるのかと、わたしたちはまるで冒険の旅に出るときのような気持ちです。
言葉の通じない2人の男は、やっぱり始めは相手を恐ろしく思ったり、やっつけようとするのですが、段々、相手とコミュニケーションをとろうとしはじめます。言葉が通じなければ、表情やみぶり手ぶりを総動員して相手に気持ちを通じさせようとします。
そんなやりとりを楽しく描こうというのがこのお芝居。2人の男のやり取りに観客は思わず笑ってしまうことになるでしょう。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
劇団うりんこは創立47年の歴史を持つ児童演劇の専門劇団です。
高校2年生のユウキは、自宅の庭に祖父が建てた物置に半ば引きこもっている。部活はやめた。進路は見えない。孤島のような物置には電気も家具もある。通販サイトでポチっとすれば、宅配も届く。雨が強く降るある夜、近所には避難警報も出ていたがユウキはずっと物置にいた。夜が明けると周囲は一変していた。まるで物置ごと違う場所に移動したようだ。ユウキが住む物置は、その後もさまざまな場所へと旅をする。フリーターのレナは
マックスは臆病で、一人で寝るのが大きらい。妹のミリーはおませでおしゃべり。マックスとミリーは公演でペーターに会いました。本当は友達が欲しいのにうまく友達がつくれない「ワル」のペーター。また別の日。おつかいにでかけたマックスとミリーはペーターに会いました。ところがはずみでペーターのお父さんのビールを買うお金が、ドブの中に落ちてしまいました。マックスはちょっと英雄気取りで、お金をペーターにあげて、その
There is Room For Compromise.そこは、高校の図書準備室。ホコリをかぶった本がうず高く積まれたその部屋。めったに人がやって来ないこの部屋は、大っぴらにはできない"生徒指導"を行うにはうってつけの場所。発端は、ある生徒が書いてきた学級劇の台本。そこに描かれているのは恋人たちの物語。もしそれが異国の王子と姫の物語ならば問題はなかった。問いかける教師。何も答えない生徒。この一冊
このおはなしは、スウェーデンの演出家バーント・ウーグルンドさんとうりんこの役者たちがたくさんの時間を重ねてできあがりました。スウェーデンの演劇は、ひとりひとりと目をあわせて、やさしく語りかけることからはじまります。そして、こどもたちに空想や創造の翼をあたえ、人生をあるがままに伝えてくれます。このおはなしは、こどものための演劇の魅力にあふれています。みなさんは、遠いスウェーデンのおはなしではなく、自