グランドフィナーレ! 扇町ミュージアムスクエア最終公演
グランドフィナーレ! 扇町ミュージアムスクエア最終公演
さよなら、バイバイと、今ある社会からオサラバしよう。どうせ経済のチキンレースは続き、ブレーキのかけ所を逸し、取り返しがつかなくなり、衰退の一途を辿る。人が、そこに居ることから出直さなけりゃ。デジタルを恐れよう。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
1980年10月、大阪芸術大学(舞台芸術学科)の有志により結成。『蛇姫様』(作・唐十郎)で旗揚げ公演後、第2回公演以降は、座長・内藤裕敬のオリジナル作品を上演している。
今も昔も、演劇だけが生み出せる劇的瞬間を探り追いかけている。
警報が鳴り響いた!とにかく避難所に逃げ込んだ御町内の皆さんは、そこで初めて何が起きているのかわかってないことに気づく。どうもライオンが逃げたらしい…。御町内の思惑は交錯し、ライオンが暗喩するこの世の様々が襲いかかる。
杮落し特別公演
そこは、廃業した病院か…?15人の老若男女が一室にいる。どうやら昨夜、終電が行った後、そこへ集まってしまったらしい。世代間の対立と時代のストレスが、やがて、それぞれの今と背景を浮かび上がらせる。未来に希望を持てないことを、うすうす感じながらの現代を、私達は、どう生きて行くのだろう…。15人の登場人物達が、密室で、これまでと今を旅するが、その先に見える「人の消えた街」は、どう再生に向かうのか。
「大胸騒ぎ」とは、“大騒ぎ”と“胸騒ぎ”を合体させた造語。20世紀に楽をさせてもらった世代が今、社会と生活のド真ん中に居座って21世紀の入口に立った。前世紀に楽をさせてもらった分、今世紀に受け取らねばならぬ責任は大きいのだろうか?いや、楽した分以上の重責を背負うことになるのか?その覚悟はいつ決める?私達の感覚「大胸騒ぎ」は果たして、あの世紀末から10年たった現在、どのように受け止められるのだろうか
『大和屋別館』は、宿泊料がべらぼうに安く、次々と客がやってくる。しかし、安いのには理由があった。その旅館には、個室は無く大部屋が一つあるだけ。つまり、老若男女、ビジネスマンも旅行者も、日本人も外国人も、恋人も他人も、とにかく皆雑魚寝。同じ部屋で眠らねばならなかったのだ!