「大胸騒ぎ」とは、“大騒ぎ”と“胸騒ぎ”を合体させた造語。20世紀に楽をさせてもらった世代が今、社会と生活のド真ん中に居座って21世紀の入口に立った。前世紀に楽をさせてもらった分、今世紀に受け取らねばならぬ責任は大きいのだろうか?いや、楽した分以上の重責を背負うことになるのか?その覚悟はいつ決める?私達の感覚「大胸騒ぎ」は果たして、あの世紀末から10年たった現在、どのように受け止められるのだろうか
『大和屋別館』は、宿泊料がべらぼうに安く、次々と客がやってくる。しかし、安いのには理由があった。その旅館には、個室は無く大部屋が一つあるだけ。つまり、老若男女、ビジネスマンも旅行者も、日本人も外国人も、恋人も他人も、とにかく皆雑魚寝。同じ部屋で眠らねばならなかったのだ!
幻の夏を追い求めて・・・まだ早い夏の初め。残された夏の少なさに気づいた営業社員・目白は、海から来た夏の使者・せい子とふっ子に誘われて、深海の財宝を求めてカツオ船『楽勝丸』へ向かった。ハリケーンに沈んだロシアの軍艦ディアナ号の財宝をめぐる冒険は真夏の太陽を耐え、残暑厳しい夏の終わりへとクライマックスに向かう…。
夜逃げした誰かのアパート、その捨てられた箪笥の中からびっくり仰天街ヘ迷い込む!先行き不透明な中、我々はどこに向かっているのだろうか。気が付けばそこは、入り口も出口もわからぬびっくり仰天街。逃げ出すつもりが近付いたり、堂々巡りの現代と私たちを遊んだ作品。
みんなの歌が遠くに聞こえる。その1、その2を経て、その3となるこの作品は、誰かが誰かを歌い、みんなでみんなを歌うどこかへ向かおうとすれば、個人主義から新しいコミュニケーションを発想しなければならない現代の困難を描いた。
警報が鳴り響いた!とにかく避難所に逃げ込んだ御町内の皆さんは、そこで初めて何が起きているのかわかってないことに気づく。どうもライオンが逃げたらしい…。御町内の思惑は交錯し、ライオンが暗喩するこの世の様々が襲いかかる。
主人公の男が押入れの奥から、昔よく履いていたズボンを見つけたことから始まる。それをコインランドリーの洗濯機に入れた所で、後ろのポケットに、何か大事なものを入れていたことを思い出す。ズボンは見当たらず、代わりに「あなたの過去を上演したいので、上演許可を!!」という、演劇部の女子高生たちが登場?!それを契機に「ラブレターを返して」と迫る昔の彼女など、彼の忘れたい過去が、記憶の渦の中から次々と現れて…。
グランドフィナーレ! 扇町ミュージアムスクエア最終公演
さよなら、バイバイと、今ある社会からオサラバしよう。どうせ経済のチキンレースは続き、ブレーキのかけ所を逸し、取り返しがつかなくなり、衰退の一途を辿る。人が、そこに居ることから出直さなけりゃ。デジタルを恐れよう。
南河内万歳一座旗揚げ20周年ファイナル公演
錆びたナイフとは、私達自身のこと。薬品漬けの健康と飲尿による民間療法の間でゆれ動く、私達の体内との会話との会話を笑いと共に混乱してみる。