今、感動をあなたへ。民話の持つ普遍性、新しさは、現代を生きる私達へのメッセージです。 民話の持つ輝きを、元宝塚の演出家、大関弘政氏が「純日本製ミュージカル」として磨きあげました。 日本人の異質なものへ対する抵抗感、そして、それを乗り越える愛の力を、 民話の豊かな精神性を通じて描き上げています。さあ、あなたも、わらび座民話劇シリーズ第1弾、 なまはげ伝説を伝える「男鹿の於仁丸」ワールドを、見て、聴いて、感じて、そして魅せられてください。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
わらび座は民族伝統をベースに、多彩な表現で現代の心を描く劇団です。
1951年2月 創立。民謡の宝庫と呼ばれる秋田県仙北市にホームベースを置き、現在5つの公演グループで年間約800回の公演を全国で行っています。
海外公演は、アメリカ、ヨーロッパ、アジア、ブラジルなど16カ国で行なっています。
日本の古層の音が現代を揺るがす「響」日本人の響の源― 古代より伝わる「神楽」―にその基を辿る。時間軸には本来の声・言葉・歌がよみがえり、神楽の舞、ヒップホップのダンスが空間を彩る。超絶テクニック・うねるビート、「時空」を駆けるわらび座の若き獅子達。
ゴーシュはひとりぼっちだ。金星交響楽団でセロを弾いているが…下手。楽団は10日後、音楽会でベートーベン第六交響曲を発表することになっている。 しかしゴーシュは、「このままでは音楽会には出られないぞ」と楽長に言われてしまう。真夜中、夢中になって練習していると一匹の三毛猫がたずねてきた。 その日から、ゴーシュと動物たちの不思議な夜が始まった。 動物たちのリクエストにこたえて悪戦苦闘! おかげで少しずつ
時は幕末、舞台は秋田・角館。町の人に"鬼ンこおばこ"と呼ばれる娘、唯がいた。髪はボサボサ、ソバカスだらけ、真っ赤な顔…、年頃になっても男の子のような身なりで野山を駆けまわる。唯は、おさく婆っさがどこからともなく拾ってきた孤児たちと家族のように「鬼壁の岩戸」と呼ばれる在の荒れ地に、仲良く暮らしている。さてお城下に、古くからの大地主で「船越」という造り酒屋がある。ここに佐太郎という一人息子の跡継ぎがい
軍靴高なり、紙切れ一枚で次々に命を刈り取られた冬の時代、東北の山村で人間らしく生きることを譲らなかった大人たち、子供たち。ともに涙し、笑い、苦悩する教師たち。くらしと芸能の中に、人々はいのちへの愛をつないでいく。