新宿八犬伝 全五巻
新宿八犬伝 全五巻
1985年6月21日-30日アシベホール(新宿歌舞伎町)にて初演。この戯曲で当時26歳の川村毅は1985年度第30回岸田國士戯曲賞を受賞した。滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」に想を得た、シリーズ第一巻。架空都市・大火災の後の新宿歌舞伎町に、アスファルトから"物語の死者、夢の狩人"「騒!乱!情!痴!遊!戯!性!愛!」の八つの玉の精が闇の八犬士として蘇る。
1991年に新巻「第三巻」「第四巻」を発表するにあたり、1990年「第一巻」「第二巻」を連続再演した記録映像。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
1980年当時明治大学演劇研究部のメンバーを中心に、劇作家・演出家の川村毅が主宰の劇団「第三エロチカ」を創立、2010年30周年に早稲田大学演劇博物館展「第三エロチカの時代1980-2010解散記念展」をもって解散。2002年川村毅新作戯曲プロデュースカンパニー「ティーファクトリー」を設立。
1986年26歳にて岸田國士戯曲賞を受賞した川村毅による、翌1987年の新作『フリークス』はPARCO劇場提携により、パルコ・スペースパート3にて初演。翌88年ザ・スズナリにてDAISAN EROTICA Festivalと銘打ち、最新作『フリークス」と旧作『コックサッカー・ブルース』を同時上演。
劇作家・川村毅が書き下ろし、文学座所属の名優・小林勝也が主演、新宿三丁目・雑遊にて上演してきた<都市を彷徨う男が巻き込まれる悲喜劇一時間一幕>形而上的スラプスティック・コメディ『路上』シリーズ。2020年夏、世界的な新型コロナウイルス禍の中、この日この時の新宿の空気を遺すべく、新作を書下ろし緊急公演を行った。
日本の現代演劇ポスターデジタル化プロジェクト2023
150点の現代演劇公演のポスターをアーカイブ。公演のキービジュアルがデジタル展開され難い、1960年代から80年代を中心に、紙で現存するポスターをデジタル化。ポスターのセレクションは、1960年代以降の舞台芸術系のポスターを収集・保存、これまでも研究や数々の展覧会に協力する等、演劇公演のポスターに造詣が深い、ポスターハリス・カンパニー社代表の笹目浩之氏が担当。
1988年夏、横浜のJR貨物・東高島駅構内の運河に艀(はしけ)を浮かべ舞台にし、水と火を駆使した壮大な野外劇。作・演出の川村毅の地元・横浜市の協力により実現した。30名の第三エロチカ劇団員総出演に加え、エキストラコマンドも多数出演。当時20代の川村がテーマにしてきた、アンドロイド/人造人間/レプリカントを通して現代人に問う『ニッポン・ウォーズ』(84年)『ラスト・フランケンシュタイン』(86年)か