SUNA
SUNA
演劇実験室◉万有引力 第5回公演(再演は第9回・10回・12回・21回・39回・56回)。イギリス、ブラジルツアーも含め、万有引力のオリジナルでは最も上演回数の多い作品。1986年には第40回エジンバラ国際芸術祭にてフリンジ・ファースト(最優秀賞)を受賞。1995年にブラジルに初上陸。
この『SUNA』は、「距離」に関わる事物と人間の関係・役割をテーマに、観客と一緒に、劇場空間に巨大都市を持ち込もうとした作品である。もう一つの位置(役割)関係を考える事により、自分を系統樹から離脱させ、遠近の倒錯、内外の逆位相、上下の転倒的世界を舞台に再現。俳優陣の肉体と音楽、照明、スライドの映像が一体となったシュールレアリズムの音楽劇。また、再演の度にタイトルを変えてマイナーチェンジを繰り返し、時節と共に表現を深化させ続けている。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
寺山修司主宰の演劇実験室◉天井棧敷を継承する劇団。俳優陣の身体表現と主宰者・演出家であるJ・A・シーザーの音楽を柱とし、前衛的且つスペクタクルな作品を上演し続けている。
日本の現代演劇ポスターデジタル化プロジェクト2023
150点の現代演劇公演のポスターをアーカイブ。公演のキービジュアルがデジタル展開され難い、1960年代から80年代を中心に、紙で現存するポスターをデジタル化。ポスターのセレクションは、1960年代以降の舞台芸術系のポスターを収集・保存、これまでも研究や数々の展覧会に協力する等、演劇公演のポスターに造詣が深い、ポスターハリス・カンパニー社代表の笹目浩之氏が担当。
ロック・ケチャ・オペラ
演劇実験室◉万有引力第3回公演(及び第6回公演)。3作目にして、初めて劇団外から共同構成台本に堂本正樹氏を迎え、更にはアヤナ舞踏団のダンサー陣、ゲストミュージシャンを招き、トータル・シアターを試みた意欲作。バリ島の伝統芸能ケチャとロック・オペラ、演劇と舞踏が渾然一体となるイメージの饗宴により、観客を目眩く一大叙事詩世界へと導く。