海の匂いがたちこめる真夜中の遊園地に若いカップル(マコトとマリコ)が迷い込みみ、マリコを母と呼ぶ少女と奇妙な子どもたちと出会う。ふたりは子どもたちの遊びに巻き込まれる。
「ワタシガ欲シイ命トハ、子どもヲ産マナイ子どもデス。
ソレガワタシノ理想美ナノダ。
ワタシノ流ス涙ノ上ヲ去ッテ行ク子どもガイルダロウ。
デモソノ内情ハ他人ニ問ワナイデホシイ。ソレハ過ギ去ッタ父親かもシレナイ。
未来ノ子どもカモシレナイ。」
子どもがめっきり減った二十一世紀の都市。
バイオセンサーとエレクトロニクスの開発により<人工子宮>が作り出された。
降りしきる雨の中、二人が見たものは?
「最後の遺伝子」とは何か?
客演に深浦加奈子を迎え80年代の最後に贈るEDメタリックシアター、第13弾!
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
1984年-1993年、主宰の久世龍之介を中心に結成。
創立メンバーとして西山水木、大島蓉子、山崎清介、菊池裕、砂川直人など。優れた身体表現を使い、暮らしと哲学を喜劇的につなぐ作品を輩出してきた。