本作品では、グーチャ・マライーニ「ひつじのドリー」をモチーフにして、身体至上主義、コンテンポラリーダンスならではの、ダンスカンパニー「ブッシュマン」ならではの、「血と汗と土の匂いがする」作品創りに取り組みました。「ひつじのドリー」において、創作のヒントにするのは「クローン」や「アイデンティティーとは何か」という点、生命の定義とは何かを考えました。
オンデマンド配信。
2030/2/2まで
動物としての人間という視点から、「野性味」をベースに、身体性に徹底的にこだわり、ダンサーの一挙手一投足に緻密な演出を行う作風が特色。カンパニーメンバーの過半数が学校教員や介護士として働いていた経験を活かし、人間の身体の原点を見つめ直す独自のアプローチでコンテンポラリーダンスの可能性を追求。また舞台芸術の多様性の確保も大きな目標とし、安直にエンターテイメント性を取り込むことに距離を置きつつも、黒須育海ならでは、「ブッシュマン」ならではの手法で、より多くの人々に開かれた舞台作品を創り上げることに挑戦している。