アンモナイトの爪番外編
アンモナイトの爪番外編
「奇妙な物質のささやきⅡO」と題された、様々の舞踏家達による日替わり連続公演の一演目として上演された本作は、石井と大森のソロとデュオとで構成される。ソロパートは即興舞踏に重点を置いて自在に展開し、デュオパートもきっかけの申し合わせのみで進行した。緩やかな、また即興性が高い構成の中で、それぞれが他者の肉体といかに混ざり合えるのかを試みた。
1981年に設立された東京都中野区にある多目的スペース。演劇もダンスも上演されるが、なかでも舞踏公演は数多く、「知られざる才能の鉱脈に、新しい鶴嘴を打つもの達の知られざる未来の為に…。」、1985年から「舞踏新人シリーズ」を続けている。「テルプシコール」はギリシア神話の合唱隊の叙情詩と舞踊を司る女神で、舞踊批評家の市川雅が命名した。