演劇
アーカイブのみ

野火

野火_舞台写真
提供:利賀文化会議
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野火

  • 上演団体:堀川 炎
  • 令和6年度日本博2.0事業(委託型)
    主催:公益財団法人利賀文化会議、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁
    共催:有限会社アゴラ企画

舞台は、日本の劣勢が決定的となった第2次大戦末期、フィリピン・レイテ島…。
肺病を患った日本兵は、わずか数本の芋を渡されて中隊を追い出され、さらに野戦病院からは食糧不足のために入院を拒否される。飢えと敵におびえながら、野火の煙が立ち上る原野をさまよい歩く日本兵は、律しがたい生への執着と絶対的な孤独の中で、かつて棄てた信仰に目覚めはじめる。ところが目の当たりにする現実は、ことごとく彼の望みを絶ち切り、精神は極限状態となる。やがて共存している顔見知りの兵隊たちと再会するが、その事実は日本兵にとって受け入れがたいものであった。当時を振り返り、真実をひとつひとつ思い出すとき、次第に彼は狂人と化していく。平凡な一人の男の異常な戦争体験をもとに、殺人、人肉嗜食、信仰、そして戦争とは何かを問いかけ、人間の思考と狂気をえがく大岡昇平の物語。
戦争文学の代表的名作である本作の演出を堀川炎、主演は、多数の舞台に出演し圧倒的な存在感で魅せる永井秀樹。
堀川炎、永井秀樹が創りあげる、唯一無二の一人芝居。

デジタルアーカイブデータ

利用方法/利用条件について
映像管理者
有限会社アゴラ企画
収録日
2024/9/22(Sun)
権利処理状況
アーカイブのみ
字幕データ
英語
上演分数
2分

作品情報

上演情報
2024/9/22(Sun)~2024/9/23(Mon)出石永楽館(兵庫県)
出演者・
スタッフ
永井 秀樹(青年団)
原作
大岡 昇平
脚本・演出
堀川 炎(世田谷シルク)
芸術総監督
平田 オリザ(青年団)
舞台美術
杉山 至(青年団)
舞台監督
伊東 龍彦
音響
泉田 雄太
音響オペレーター
和田 匡史
衣装
中原 明子(青年団)
演出助手
たむら みずほ(青年団)
制作
西尾 祥子(sistema)
英語字幕
園田 祥子(arts knot)
字幕操作
加藤 碧
制作
太田 久美子(青年団)

上演団体情報