京都在住の2名のアーティスト、アンビエント・エレクトロニカを軸に活動する音楽家の北航平と、「ランドスケープシアター」はじめ、空間・記憶・時間をモチーフにパフォーマンス作品の演出を手掛けている中谷和代(ソノノチ)が、音楽ライブとパフォーマンスを融合させた空間作品。
タイトルに込められたものは、観客一人ひとりへの静かな問いかけです。
ここでいう「旅」とは、日々の営み、仕事、創作、生活そのもの。いま、あなたが向き合っていることすべてに重ねられるものです。
もし、誰にも見られず、認められず、たった一人だったとしても。 あなたは、その営みを続けますか?
当たり前だと思っていたものが、ふと揺らぐ。 そんな瞬間に、今の自分の姿勢が立ち上がってくるかもしれません。
京都を拠点とするパフォーミング・アート グループ。演劇とインスタレーションの手法を用い、作品を発表。絵画・音楽・建築など他分野のアーティストとのコラボレーションも行う。2020年より、全国各地の風景を舞台機構としてとらえ、遠景から眺めるように鑑賞する独自の演出作品「ランドスケープシアター(風景演劇)」シリーズを発表。2019年より全国の芸術祭、舞台芸術フェスティバル等に招聘される。
滞在制作プロセス映像
2021年11月20日(土)、21日(日)に静岡県掛川市の原泉地区で上演したパフォーマンス作品『風景によせて2021 はらいずみ もやい』(「HARAIZUMI ART DAYS!2021 ~相互作用~」に招聘)。その日、その場所でしか観ることのできない風景での上演作品は、どのようにして生まれるのか。原泉でのクリエイションや暮らしに4ヶ月間密着撮影した、創作過程の貴重なドキュメンタリー映像。
川の流れと同じように、私たちは刻々と変化し、生まれ変わっているのだとすれば、ひとつ前のあなたはきえていて、今のあなたもやがてきえる。きえたものが撚(よ)り合って、あなたになる。あなたはきえてしまったものでできている。ソノノチの最新作は、Robin Owings制作のインスタレーションとの共演。かつて織物工場だったこの場所から、無常の風景へ漕ぎ出すように。ランドスケープシアターに続く、新作パフォーマ
風景によせて2022
車の窓からいつも見える田園のパノラマ。泉の恵みと人々の営みを感じるこの場所の風景に「つゆ」のような記憶が沁みてきて、やがて川となって流れて行きます。わたしたちはその流れにそって、小さな舟を出します。ほんの小さな、目をこらさないと見つからないような。
ソノノチ ランドスケープシアター
向こうのほうから 風が吹いてくる。そこにずっとあったもの、立っていたもの、流れていたもの。建っていたもの、聞こえていたもの、営まれていたもの。それらのあいだを通るとき 見えない姿を少しだけ 感じとることができる。わたしたちは 長いあいだ それらを待っていたような気がする。タイトルの「かざまち(風待ち) 」は船が出航する際、順風を待つ様子を指します。きっとこれから、もっと世界がよくなるように。
