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トリコ・A 演劇公演2021
脳性麻痺を患う主人公は、小さな町にある小さな寺で、両親と暮らしている。彼女の定位置は大きな松の木のある庭に面した縁側。ある時は父の読むお経とともに、ある時は縫い物をする母とともに、彼女の毎日は過ぎていた。ある日、父が倒れ、彼女のもとへ初めてヘルパーがやってくる。ところが主人公は、ヘルパーとどう接して良いのかわからない。彼女は悩む。私はヘルパーに、何をしてほしいのか。そもそも私はいったい、何を望んで
双子の少年たちの日記として描かれた原作小説『悪童日記』は、その文体が非常に無機質な点が特徴です。そこで今作品では、『悪童日記』の物語ではなく、文体を立体的に立ち上げることで、双子の目がとらえた戦時下の片田舎の風景を描くことに挑戦しました。5つの無機質な台と5人の俳優、抑揚を排した発語を使って、非常時にあらわになる人間の本質と、無機質な文体の奥にしまい込まれた双子の感情を炙り出します。
江戸川乱歩の児童文学の金字塔。変装を得意とする盗賊「怪人二十面相」と日本一の名探偵「明智小五郎」との、力と力、知恵と知恵が火花を散らす大闘争の物語。子供の頃、誰もがワクワクしながらページをめくったあの興奮はそのままに、肉薄すればするほど揺らぐ二十面相の「存在」をつまびらかにあぶり出す。作曲家の増田真結氏を迎え、「光と音」、「身体と音」で織り成す、全く新しい『怪人二十面相』。
川の流れと同じように、私たちは刻々と変化し、生まれ変わっているのだとすれば、ひとつ前のあなたはきえていて、今のあなたもやがてきえる。きえたものが撚(よ)り合って、あなたになる。あなたはきえてしまったものでできている。ソノノチの最新作は、Robin Owings制作のインスタレーションとの共演。かつて織物工場だったこの場所から、無常の風景へ漕ぎ出すように。ランドスケープシアターに続く、新作パフォーマ
ひろい世界の中の 星粒のような わたしの在り処(ありか)一番大きな面をまず、草原と、鳥たちの群れのラインで分離する。ところどころに、小さい花を散りばめる。上から順に色の名前を言う。また、音楽を添えてみる。いつか夢で見た場所と照らし合わせる。その中をそっと、歩いてみる。
2020年10月〜11月に開催された現代アートイベント「原泉アートデイズ!2020」の参加アーティストとして、静岡県掛川市原泉地区での滞在制作に5ヶ月間取り組み、集落の田園風景を舞台にしたパフォーマンス『風景によせて2020』を発表した。本映像は、この作品の演出・構成を務めた中谷がクリエイションを振り返ったインタビューと、現地での制作過程を体感できるドキュメンタリー映像を収録している。
京都在住の2名のアーティスト、アンビエント・エレクトロニカを軸に活動する音楽家の北航平と、「ランドスケープシアター」はじめ、空間・記憶・時間をモチーフにパフォーマンス作品の演出を手掛けている中谷和代(ソノノチ)が、音楽ライブとパフォーマンスを融合させた空間作品。タイトルに込められたものは、観客一人ひとりへの静かな問いかけです。ここでいう「旅」とは、日々の営み、仕事、創作、生活そのもの。いま、あ
ソノノチ ランドスケープシアター
目で見て、耳をかたむけ、ことばをさがして。その場から移動したり物を置いたり、寝転んだっていい。あなただけの眺めをさがしに。もっとうれしい胸騒ぎがする方へ。2021年の秋、現地の風を感じながら、約半年間の滞在を通じて制作したパフォーマンス作品。地域の公民館前の休耕田エリアを舞台に、大地をもやい、観る人ごとに異なるフレームを映し出す「ランドスケープシアター(風景演劇)」プロジェクト第3作。
滞在制作プロセス映像
2021年11月20日(土)、21日(日)に静岡県掛川市の原泉地区で上演したパフォーマンス作品『風景によせて2021 はらいずみ もやい』(「HARAIZUMI ART DAYS!2021 ~相互作用~」に招聘)。その日、その場所でしか観ることのできない風景での上演作品は、どのようにして生まれるのか。原泉でのクリエイションや暮らしに4ヶ月間密着撮影した、創作過程の貴重なドキュメンタリー映像。
風景によせて2022
車の窓からいつも見える田園のパノラマ。泉の恵みと人々の営みを感じるこの場所の風景に「つゆ」のような記憶が沁みてきて、やがて川となって流れて行きます。わたしたちはその流れにそって、小さな舟を出します。ほんの小さな、目をこらさないと見つからないような。
ウソでもいいから ひとつになりたい今より少し未来のにほん。子供たちは子育ての訓練を受けた大人によって育てられていた。自由と平等が保障された理想的な環境で伸び伸びと育つ子供たち。しかしある日突然、子供の生活は生みの親に一任されるという通達が国から下される。国の決定に反発し、一丸となって子供を守ることを決意した大人たちはしかし、次第に不安という敵に飲み込まれ、分断されていく。国の顔色を伺うもの、大人の
京都駅構内に仮設された個室ユニット内において京都駅前で行われたインタビュー映像を約300人分見ることができる。インタビューは全員に同じ質問を矢継ぎ早に投げかけ答えてもらう形式で行われた。京都駅は町への出入り口であると同時に境界であり、多数のインタビューによって都市と人との関わり、都市の内外の繋がりが浮き彫りになっていった。また、観客は京都駅構内のツアーに参加することもできた。ツアーは大阪・釜ヶ崎と
