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舞踊家だった父へのオマージュを謳ったソロ作品
壁は印画紙で覆われている。真っ暗な中で踊りが始まり、緑のライトが点滅した後に明かりが点くと、壁に滑川五郎の踊る姿が焼き付いたいくつもの像が現れる。「Dark Box」はそんな仕掛けのある作品で、1986年6月にカリフォルニア大学サンディエゴ校マンデヴィル・センターにて初演。1987年には鈴江組倉庫でも上演され、印画紙の壁は左右30メートルにも及んだ。チラシからは、シードホールでは2日間4回公演を行
「日月潭」とは「光と影」の物語である。そして「光と影」が織りなす迷宮を旅する男の「引き裂かれた魂」がお互いを探し求める物語でもある。あるときは鬼神に、またあるときは観音にも変化する「影」に誘われて、いくつかの扉を開いてゆく。水鏡の底から歩いてくるもう一人の自分。伸縮する迷宮の中で起こる死と再生の儀式。退行していく夢。夢という肉体が螺旋の渦に巻き込まれていく…。