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1903年大阪万博で起こった学術「人類館」事件をモチーフに、沖縄近現代史が描かれている。しかし、歴史の流れをそのまま反映したのではなく、時間と空間が交錯する中で、沖縄戦やベトナム戦、そして復帰運動など沖縄を取り巻く出来事がダイナミックに描かれている。反植民地主義・反戦劇。戯曲「人類館」は、二つの構造を持っている。人類館を起点として、そこでまき起る、もしくはまき返される幻想(回想)シーンの、恣意的、
eyes plus
そこは400万年前の地球。アルディピテクス・ラミダスの一向が発見した得体の知れない巨大な穴から、なにやら悲しげな声が響いてくる。その穴は、さらに時代を遡って700万年前の地球と繋がっていて―。幾度となく繰り返される興亡劇。その様を眺めるのは猿長明と人長明!?かつて地球上に存在し失われた人類(ジャワ原人)と、1980年代の日本のサブカルチャーの中心地の双方を表す“PITHECANTHROPUS ER
旧人類は500万年間進化しなかった。そこに現人類が現れ、他種の殺戮をはじめた。手や知識が「力」となり、創意工夫が文明を発展させていく。やがてヒトは全能な力を崇拝する共同体となり、同じ力(神)を信じない者への弾圧は残虐を極めた。そこで、他者との共存を図るため「寛容」という概念が生まれる。共同体はしだいに国家となり、暴力を独占していく。武器は、鈍器なものから鋭利なものへ発達し、弾丸となりやがて情報とな