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(フライヤーより抜粋)青山円形劇場オブジェクトシアターのシリーズは、一貫して人形劇の人形劇としてのおもしろさを追及してまいりました。今回は「古典」をテーマとし、その底にある伝統のおもしろさと、未来に向かっての可能性を感じていただければ幸いです。
幼くして母を亡くしたちさとは、姉のいましめを破り、つつじの咲く山へ遊びにいきます。ちさとは毒虫に刺されて顔が腫れ、姉が探しにきますが見間違えます。ちさとは隠れ里に迷い込み、亡くなった母によく似た美しい女に逢い、女は子守唄を歌ってくれます...。
元は、歌舞伎演目『摂州合邦辻』の「合邦庵室の場」。全編で竹本浄瑠璃が語られる中、物語をインドの神々の住む天上界に置き換えて、母から実子への邪恋、継子の母恋慕、嫁女と継子の不倫関係など、人間関係に更なる愛憎を盛り込み、換骨奪胎。ご見物からの人気も高く、劇団の節目での再演も数多い傑作だ。天上界では、最高神シヴァ神が突然の崩御。跡継ぎには、カーリーとの実子で第2子のインドラが選ばれる。第1子のシッダルタ
(フライヤーより)近松の、大航海の、元禄の、ギリシア神話の、青山の。―いま蘇る稀有の近松歌舞伎。
手塚治虫生誕90周年記念公演日本劇作家協会プログラム
百鬼丸物語 ~あらすじ~天下麻の如く乱れた戦乱の世のこと。コソ泥のどろろは、川に浮かんだタライの中に美しい刀を見つける。タライの中、もうひとつの包みには、のっぺら坊の赤子が入っていた。驚くどろろに、どこからともなく声が聞こえてくる。心で語りかけてくるという「声」、独りでに動く刀「百鬼丸」。父・醍醐景光は、天下を取るという野望をかなえるために、生まれてくる我が子の身体を、48匹の魔物に与えてしま