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芸劇eyes
そこは隅田川の辺り。松尾芭蕉が、弟子を伴ってまさに旅に出立しようとしている。のちに『おくのほそ道』と題されるその旅は、舟の出航の遅れによって未だ始まっていない。舟を待つ芭蕉たちが出会うのは、ロボットの少年や正体不明の女。彼女らと過ごすうちにやがて立ち現れるのは、ある哀しい真実で—。『隅田川』『井筒』という、『伊勢物語』を媒介として接続される二つの謡曲をポリリズム的に併置した現代の会話劇。
おしゃべりだった兄の話をしようと思って、中学2年生の兄は世界の中心だったと思うんです。兄が高校1年生の時、兄の不幸の始まりでした。先に言っておくと、兄はこの先壊れます。あともう一つ言っておきますと、これは「演劇」の話ではなくて、まずこれは「兄」という「人間」の話で。壊れていく「兄」と、滅んだ「僕」と。あと兄に関わった、兄を愛したり憎んだりした「周りの人達」の。まぁ別に大した話じゃありません。
本作品は寺山修司が人形劇団に書き下ろした人形劇の戯曲。STORY ◉ 小児麻痺の女の子の蘭は、個性的な五人の家族、祖父・祖母・パパ・兄・姉と暮らしていた。 そんなある日、法医学者のドクが、この一家の中に一人だけ気違いがいると告げる。祖父は家族の名誉と血の純潔のために、その気違いを密殺することを提案する。家族はそれぞれ疑心暗鬼になり、誰が気違いかを探り合う。そしてその行動は次第に狂気を帯びていく。
「その種の無邪気を誇るなら、私はあんたを、もう見ない。」双数姉妹が青山円形劇場にて過去に三度も上演した円形でしか為し得ない、円形のための芝居。<幼生サイド>とある田舎町に暮らす14歳のヨシノが、自分で自分に八つ当たりしながら、都会へ飛び出す物語。割れた世界の向こうに思い出みたいな未来を目撃します。<成体サイド>都会で暮らす24歳のヨシノが、世の中に八つ当たりしながらほふく前進する物語。割れた世界の