U-enchi Saisei Jigyodan

90年に上演した『遊園地再生』で、作品ごとに俳優を集めるスタイルの「遊園地再生事業団」を主宰の宮沢章夫がはじめる。その後『ヒネミ』(92年)で宮沢が岸田戯曲賞を受賞したのを契機に、10年間で十数本の舞台作品を発表。2000年に3年間の休止期間に入る。03年『トーキョー・ボディ』、05年『トーキョー/不在/ハムレット』を上演、それまで描いていたストレートな劇表現から逃れ、また異なる創作をはじめる。戯曲+映像+パフォーマンスのコラボレート作品という表象だけではなく、作品を発表するプロセスにおいて何度かのワークインプログレス、プレ公演、実験的な小さな舞台などを経て本公演を迎える方法を試みる。ほかにも、F/T11における『トータル・リビング』、F/T13のイェリネク『光のない。(プロローグ?)』を宮沢が演出するなど旺盛に創作を続けた。

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