演劇
アーカイブのみ

トータル・リビング 1986-2011

トータル・リビング 1986-2011
©︎引地信彦
トータル・リビング 1986-2011
トータル・リビング 1986-2011
トータル・リビング 1986-2011
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トータル・リビング 1986-2011
演劇
アーカイブのみ

トータル・リビング 1986-2011

  • 上演団体:遊園地再生事業団
  • 主催:フェスティバル/トーキョー
  • フェスティバル/トーキョー11参加作品

「3.11以後の生活」を捉えるため、宮沢童夫が引いた補助線は「1986年の東京」だった。アイドル歌手の飛び降り自殺が盛んに報道され、チェルノブイリ原発事故が世界を震憾させた年の夏、屋上でビンゴゲームに興じる人々の姿は享楽的なようで、どこか乾いた虚無感をも漂わせる。その様子を眺めるのは、「欠落の女」「忘却の灯台守」、そして2011年に生きる映画学校の生徒たち。彼らの視線、撮影された映像をたどりつつ、観客は「私たちは何を忘れたか(忘れようとしているか)」という問いを反錫する。終幕、舞台上に並べられた数々の生活用品、どこからか聞こえてくる日常会話や3.11をめぐる咳きの数々は、私たちの「欠落」のモニュメントでもある。(F/T11:Documentsより転載)

視聴方法

早稲田大学演劇博物館
無償

演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。

デジタルアーカイブデータ

利用方法/利用条件について
映像管理者
特定非営利活動法人アートネットワーク・ジャパン
収録日
2011/10/22(Sat)
権利処理状況
アーカイブのみ

作品情報

上演情報
2011/10/14(Fri)~2011/10/24(Mon)にしすがも創造舎(東京都)
出演者・
スタッフ
出演
上村 聡
出演
牛尾 千聖
出演
上村 梓
出演
時田 光洋
出演
矢沢 誠
出演
永井 秀樹
演出
宮沢 章夫
劇作家
宮沢 章夫
美術
林 巻子
音楽
杉本 佳一(Four Color/FilFla)
衣裳
山本 哲也(POTTO)
照明
齋藤 茂男(シアタークリエイション)
音響
半田 充(MMS)
ドラマトゥルク
桜井 圭介
舞台監督
田中 翼
舞台監督
大友 圭一郎
演出助手
山本 健介
演出助手
石原 裕也
演出助手
内田 智也
演出助手
高橋 祐子
制作
金長 隆子
プログラム・ディレクター
相馬 千秋(フェスティバル/トーキョー)
制作統括
武田 知也(フェスティバル/トーキョー)
制作
小森 あや(フェスティバル/トーキョー)
制作
喜友名 織江(フェスティバル/トーキョー)

上演団体情報

遊園地再生事業団

団体詳細・作品一覧を見る

90年に上演した『遊園地再生』で、作品ごとに俳優を集めるスタイルの「遊園地再生事業団」を主宰の宮沢章夫がはじめる。その後『ヒネミ』(92年)で宮沢が岸田戯曲賞を受賞したのを契機に、10年間で十数本の舞台作品を発表。2000年に3年間の休止期間に入る。03年『トーキョー・ボディ』、05年『トーキョー/不在/ハムレット』を上演、それまで描いていたストレートな劇表現から逃れ、また異なる創作をはじめる。戯曲+映像+パフォーマンスのコラボレート作品という表象だけではなく、作品を発表するプロセスにおいて何度かのワークインプログレス、プレ公演、実験的な小さな舞台などを経て本公演を迎える方法を試みる。ほかにも、F/T11における『トータル・リビング』、F/T13のイェリネク『光のない。(プロローグ?)』を宮沢が演出するなど旺盛に創作を続けた。

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